暮らしの日々から
気持ちのありかた
*11月1日
大丈夫。
もうカレンダーが、あと2枚になった。
早い、速い、本当に疾い。
65歳を過ぎると、こんなものなのか?
皆さんは、いかがですか?
若い方は、感じ方が違うのかなぁ・・・・。
今年中にやろうと思っていることが、
次々と、頭の中をよぎる。
いや、いや、いや、チョット落ち着こう・・・。
自分のペースを思い出そう!
大丈夫、出来るから。
大丈夫、やれるから・・・・と、
自分に言い聞かせています。
*11月3日
文化の日。
1946年11月3日の
日本国憲法公布を記念して制定されたようです。
自身の文化は、なになのか?
ふと、思ってみた。
父方の祖父母の思いと、母方の祖父母の思い、
父と母の思い、
そして、
自身が、培ってきた思い。
それらすべてが、身のうちの生きている。
一言では、言い表すことのできない
「思いの文化」を感じました。
そんな「思いの文化」を、
一つ、ひとつ、
言葉にかえて、
文字にして、
綴っていけたらと、
改めて、思ってみた。
*11月5日
難しいこと。
心の扉は、内側からしか開けることができない。
扉の、ノックの仕方がむつかしい。
時には、ノックをしない方が良いのでは・・・・。
などと、思ってしまう。
イヤ、イヤ、イヤ・・・・・。
それでは、水くさいのではないか?
黙って、つかず、はなれず、
そばに寄り添うことが、
大切なのでは・・・・。
心のつぶやきが、聞こえてくる距離で。
しかしながら、
それは、とても難しいことで・・・。
*11月6日
どうなりたいのか?
自身の仮説を立てる。
それには、何が必要なのか?
外国語が、話せるようになる。
それを続けるために、体力をつけつ事。
それには、どんな知識が必要になるのか。
美術館などに足を運び、感性を磨く。
色々な分野の、本を読んでいく。
映画を見て、映像の素晴らしさを、
コンサートで、心に響いてくるものを、
などなど・・・・。
想像力をめいっぱい働かせて、考えてみる。
それには、何が必要なのか?
そんなふうに考えていくと、精神的に楽になり
次の段階に進むことができる。
何かをやり遂げるには、
仮説を立てる事が、とても大切です。
*11月7日
高い所。
下の息子は、小さい時、高い所が
苦手だったように思います。
滑り台の上まで、はしごを登ること、
ブランコに乗ってこぐこと、
いつも私が、一緒にはしごを登り、
私の膝の上で、ブランコに乗っていた。
どうしてだろう?
と、いつも思っていた。
それから何年かが過ぎ、
子供たちと遊園地に行った時、
ロープで吊り下げられている飛行機に乗った。
それまで気づいていなかったが、
私は、足がすくんでいた。
「もうこれ以上、上がらないで!」と
心の中で叫んでいた。
その時初めて、
下の息子は、私に似ているのだと、思った。
あれから、30年余り。
今は、高い所がどうなのか、
一度、聞いてみたい・・・が、
いまだに、その機会にめぐまれていない。
*11月8日
スロージャズ。
心の中の思いの言葉を、
文字に変えていく時、
音がない方がいいように思います。
しかし、
音がないのは、
チョットひっそりし過ぎなので、
スロージャズを小さな音で流しています。
日本語が、聞こえてくると、
その言葉の意味が、
心の中をスッとかすめていくとき、
浮かんできた思いの言葉を
一緒に連れて行ってしまう。
心の片隅に浮かんできた
思いの糸のはしを
たぐり寄せようとしている時に、
聞こえてくる日本語は、
違う思いにスッとすり替えてしまう。
風船の糸を素手で捕まえることの難しさ・・・。
スロージャズは、
思いの言葉を連れてはいかない。
思いの言葉を置き去りにしてくれる。
心の片隅に。
だから、
心の思いの言葉を文字にするときは、
スロージャズが・・・・。
*11月9日
「柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺」
正岡子規
秋です。
果物が美味しい季節。
我が家では、
主人が、柿を食べます。
私は、柿はどうも身体が冷えるみたいで
チョット・・・・。
柿、自体の味は、大好きなのですが、
どうも、身体てきに相性が悪いみたいです。
上の息子も、私と同じで、
夕食の後、
柿を食べて、2時間ぐらいすると、
決まって、咳をしはじめるのです。
困ったものです。
似なくても良いことろが、
しっかり似ている。
まぁ、親子だから、しょうがないか。
*11月10日
「君を送りて 思うことあり 蚊帳に泣く」
正岡子規
子規が読んだ句であることを、
NHKドラマ「坂の上の雲」で知りました。
親友の秋山真之が
イギリスに留学した晩に読んだ句です。
なんとも言えない、思いが胸に残り、
この句を知ってから
もう、11年が過ぎていますが、
今だに、この句を、時々、思い出しています。
なぜか、心に響き、
なぜか、しみてくるのです。
素直に、胸を突いてくるのです。
*11月11日
父の命日です。
亡くなって、14年です。
和尚さまにきていただき
お経をあげていただきました。
和尚さまのお経は、
身体の、すみずみまでしみていき、
余韻としての響きが、
今も、
心の隅にたしかに、残っています。
父に、逢いたい。
話をしたい。
話を聞いてもらいたい。
お経は、亡くなった方のためのものであり、
また、今を生きている、
私たちのためでもあるように思えます。
*11月13日
毎月の「Postcard ポエム」
写真を見ながら、言葉を拾い集めて、
写真からこぼれてくる、光を、思いにかえていく。
思いにかわりにくくなってくると、
本を読みはじめる。
本の文字と、写真からこぼれてくる光を集めて、
そこに、今の気持ちをのせていく。
「Postcard ポエム」に、綴っていく。
ちょっと、大変だけど、
ちょっと、楽しい、ひとときです。
*11月15日
ひらめき。
心のすきまから抜け出てきた「ひらめき」
微かな輝きを放っているが、
すぐに、どこかに隠れてしまう。
羽毛のように、ふわりと暖かく
頼りないもの。
その「ひらめき」の微かな輝きを
つかさず、心に留めて、言葉にしておく。
そして、その言葉を、文字にしておく。
すると、その文字は、
また、新しい七色の文字を運んできてくれる。
「ひらめき」が、七色の虹になった。
*11月16日
輝きのコラージュ。
ブログの、KUMISHASHINに
クリスマスツリー「輝きのコラージュ」
[1] と[2]を、載せました。
私の大好きな「輝きのコラージュ」です。
この後、私の中では、
「もうこれ以上のコラージュは作れない」
くらいの勢いです。
制作中は、もう、とても大変でした。
私をここまで導いてくださった
「写真家 増浦 行仁」氏に
心からの感謝を申し上げます。
本当に、ありがとうございました。
クリスマスツリー「輝きのコラージュ」[1]
は、こちらから
クリスマスツリー「輝きのコラージュ」[2]
は、こちらから
*11月17日
撮影。
一年ぶりに撮影に行ってきました。
(コロナの緊急事態宣言の為)
靱公園西園にある楠永神社の
樹齢300年と言われている
クスノキに会ってきました。
(1935年の調査資料による)
徳川幕府が、第3次鎖国令を出した頃から、
この地に立ち続けて、
大阪大空襲によって焼損したが、
再生して今日に至っている。
これまでに、どれだけの行き交う人々を
目にして来たのかと思うと、
やっぱり、
「よく、生き延びて来たねぇ」
と声をかけてしまった。
*11月18日
人とのつながりを思う。
誰かと、いつも一緒が苦手です。
買い物は、一人でいきたい。
撮影も、一人がいい。
一緒だと、相手の気持ちを優先してしまうから。
でも、時には、誰かとお茶ができる。
でも、時には、誰かと一緒に食事をする。
つかず、はなれず、軽やかなつながり。
アメリカのTVドラマを見ていて、
「今日、夕食、一緒にどう?」
「今日は、ちょっと予定があるの」
「じゃ、また今度ね!」
この関係が、うれしい。
*11月19日
皆既月食。
太陽、地球、月が、一直線に並ぶ時、
つまり、満月の頃にだけおこる。
地球の大きさと、月の大きさと、
太陽との距離、
この宇宙の巨大な空間の中で、
この比率。
月の大部分が、地球の影に入り、
赤黒い色(赤銅色)になって見える。
太古の人々が、
不安を感じたのは不思議ではない気がする。
赤黒い色(赤銅色)になった月を見たとき、
美しさというよりも、
魔力に似たものを感じてしまった。
これを感じられるのは、
太陽と、地球、そして、月。
全て、この比率にある。
*11月20日
種をまく。
MacのPCを買ってから、少しして、
Macのタイピストのソフトを入れてもらった。
2015年7月23日から、
ブラインドタッチの練習を始めた。
A ローマ字入力コース
まず、ホームポジションの確認です。
ffff
Fのキーとスペースバーを交互に打ちます。
fff fff fff ff ff ff f f f
から始まって、
B ローマ字実践コース
C ローマ字復讐コース
と進んで行きました。
なぜ始めたのか?
その時はただ、
ブラインドタッチが出来るようになりたい!
だけだったのです。
今思うと、
2019年5月に、このブログをはじめる為の
種まきをしていたのだと思います。
知らず、知らずのうちに。
*11月21日
「月」明かりに。
ある晩、ベランダを見ると、
植木の影がくっきりと
ベランダのコンクリートに落ちているのが見えた。
外灯からの光の角度ではない。
ベランダに出て空を見上げると、月が出ていた。
なんと月の光は、明るいのだろう。
ずっと前に母から聞いた、祖父の話を思い出した。
戦時中、家族8人のお腹を満たす為に、
月夜に、てんま船(ボートの様な小舟)を漕いで、
隣の島の祖父の親戚のところまで、
麦をもらいにいってたそうだ。
生きるために、生きていた。
その話を聞いたときは、ずいぶん暗い中を
てんま船(ボートの様な小舟)を、
漕いで行ってたのだと思った記憶がある。
そうではなかったのだと・・・・。
「星」明かり、もあるそうだが、
まだ、体経験したことがない。
これだけネオンの明るい都会では、
チョット難しことですね。
*11月22日
バスタオル。
もう何年ぶりかなぁ。
バスタオルをすべて新しくしました。
アマゾンでバスタオルを色々調べていると、
すすき色
薄青磁色
薄藤色
亜麻色
ほうじ茶色
白樺色
百合色
と、
和の色の名前にひかれて見てみると
「タオル研究所」が作っているタオルで、
綿100%、速乾性、薄手、と書かれていたのと、
価格もお手頃なので、買い求めました。
届いてみると、思っていた以上の、
ソフトなバスタオル。
バスタオルのふわふわ感に、
お風呂上がりにチョット幸せを感じ、
バスタオルの柔らかさは、
心までも柔らかくしてくれます。
*11月24日
朝顔。
10月8日に
我が家のベランダの前に、芝生があります。
(マンションの1階)
そこに、突然、朝顔の二葉が芽を出しました。
どうなるのかなぁ・・・・と思っていると、
本葉ができて、蕾も見えていました。
今朝、その朝顔が、白い花を咲かせていました。
と、書きました。
その後、種ができているようなので、
来年も、白い朝顔が見れるかなぁ・・・
と、思いながら
ずっと見守っていたのです。
ところが、
今日の朝、突然、
芝刈り機の音が鳴り響き・・・
あの朝顔の種は、
あとかたもなく消えてしまいました。
なんだか、とても淋しいです。
*11月25日
靴を買い求めて。
以前、膝を悪くした事があり、
足に合う靴を履いて撮影に行かないと
帰ってきたら、
膝が痛くなっている事がありました。
だから、靴だけは、
価格を気にすることなく選んでいます。
スケッチャーズの靴を見つけて履いてみると、
シンデレラの靴のように、
足にピッタリフィット!
それも、ラッキーな事に、50%off.
もう、ルンルンです。
足にフィットした靴を履くことは、
ただそれだけで、
楽しくて、身体が元気になる気がします。
*11月27日
その場。
最近、
その場にいかなくても、
SNSや、Googleなど、
インターネットによって、
色々な写真を見る事ができる。
しかし、
できれば、
自身でその場所に行って、
自身でその場所に立って
自身の目で見てほしい。
そこには、
インターネットでは、
感じる事ができないものがあるから。
香り、
風向、
光線、
音色、
色あい、
温度、
湿度、
空気の響き、
自身の五感をフルに使って、
その場所の「空気感」を
感じ取って欲しいです。
*11月28日
以前、大変お世話になった方と。
私の住んでいるコーポの隣の階段に住んでいた方で、
下の娘さんが、息子たちと歳が近かったにで、よくお話を聞いていただきました。
その方が、下の娘さんのお家の近くに引っ越されて、その時からお会いできていませんでしたが、
先日、ひょっこり、メールをくださって、緊急事態宣言も解除された事もあり、お会いできることになりました。
私の、ちょっと、深い話を受け止めてくださって、お会いしている間じゅう、私の心にいい風が吹いていました。
帰りぎわに、リンゴと、モロゾフのアルカディア(焼菓子)を、お土産に頂きました。
なんと、私は、手ぶらです。
申し訳なくって・・・。
こんな、心遣い、とてもステキですよね。
私も見習わなくては・・・・。
心にいい風を感じた、時間を、
本当にありがとうございました。
*11月30日
親が子どものことを思う。
子どもが親のことを気にかけてくれるのは、
とても嬉しい。
しかし、
親は、その10倍も、100倍も子どものことを、
気にかけている。
子どもが30才になろうと、
子どもが40才になろうと、
変わりはない。
子どもは、子どもなのです。
そして、
母親とは、
そう言う、生き者なのです。
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