楠永神社 ( くすながじんじゃ ) に撮影に行く

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テーマを考えて撮影に行く
何をどう撮影するか・・・
写真に
関係ないものは入れない

楠永神社(くすながじんじゃ)は、大阪メトロ(中央線、千日前線)阿波座駅の1号出口から出て、あみだ池筋を北へ行き、靱公園西園をテニスコートを左に見ながら東に行くと、西警察署の靭交番の真ん前にある。

元は永代浜の上の橋北詰西側の橋のたもとだった。神社の名前の由来は、この永代浜、と楠からとり、楠永神社と呼ばれるようになった。
この楠は、1642年ごろからあったとされて、この楠の樹根から大きな白蛇が出てきたのでミイサン(白蛇)を祀り、古くからの信仰に対象となっていた。
昭和10年(1935年)の「老樹名木誌」によると、樹齢300年とある。
大阪大空襲で損失したが、再生し、また、進駐軍の飛行場建設による伐採の危機を回避して、その後、地域の人たちが社殿を建設して、今日に至っている。


今回は、大阪メトロが発行している「アルキメトロ2021年秋号 巨木と建築 」で紹介されている、巨木を巡ろうと思い立ち、まず初めに、この楠永神社の楠を撮影に行きました。





▼ 下の写真を見てください。

北側正面です。
鳥居と楠を一緒に撮ろうと考えたのですが、なかなか上手く入らなくて、
この写真は、靭交番の階段を2段ほど上がらせてもらって撮影しました。いろいろな立て札とか、看板とかが入るのでちょっとゴチャゴチャしていますが、楠の全体撮影しようと思うと、こうなりました。

シャッターを押す前に、背景に何が写り込んでいるか、背景がどうなっているかを、確かめましょう。






次に、楠に近づいてみました。
▼ 下の写真を見てください。

こんな感じです。
楠の幹と朱色の鳥居です。
楠の幹の大きさとどっしりした感が出ています。そして、いろいろな看板や、立て札がなくなってスッキリした写真になっています。






もっと近づいて
▼ 下の写真を見てください。

こんな感じです。
斜め下からしゃがんで撮影しました。
しゃがんで撮影する事で、写真に角度が出てくると思います。

この時、真ん中の額だけではなく、鳥居のはしが入るようにアングルを決めて、シャッターを押しています。
こんなふうに、アングルを決める事で、パンフレットの写真とは、少し違う感じが出ていると思います。






次に、南側に移動して、
▼ 下の写真を見てください。

道路に面した石の鳥居です。
この石の鳥居の額には、楠永神社の文字が見えます。
もっと近づいてみました。





▼ 下の写真を見てください。

北側の朱の鳥居と同じように撮影してみました。
鳥居の端を入れて。




この石の鳥居の右の足元に、手水鉢がありました。

▼ 下の写真を見てください。

ただ撮るだけでは面白くないので、
ちょうど水が出ていたので、水面にできる波紋を一緒に撮ろうと思いました。
全部で、10枚撮っています。その中の1枚です。

この写真では、何が主役なのかがはっきりしないのでトリミングをしてみました。





▼ 下の写真を見てください。

トリミング後です。
こんな感じ。
ROW画像で撮影していれば画質は大丈夫です。

レタッチで、
露光と、ハイライトを下げて、コントラストを上げています。




私が使っている写真編集ソフトは「Lightroom」(ライトルーム) です。

Many・Thanks
「Lightroomのトリミングツールの使い方」は、こちらです。

*トリミングでお悩みの方、ぜひ参考に合わせてお読みください。
KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年4月 足もと」は、こちらから

KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年5月 若者 」は、こちらから

KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年7月 通りすがり 」は、こちらから

KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年9月 白の時 」は、こちらから

KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年11月 いちょうの葉 」は、こちらから




次に、正面に戻ってきて、楠、本体を撮影しました。
▼ 下の写真を見てください。

これでも幹の一部分ですが、この垂(しで)を入れて撮影したくてこんな感じになりました。

一部分が、人工物で補強されているので、それは、できるだけ写真に入らないようにと思い撮影しました。






それから、こんな写真も撮っています。
▼ 下の写真を見てください。

楠と鳥居越しに、黄色く色づいたイチョウの木を撮影してみました。

レタッチで、ハイライトを少し下げているだけです。

今思うと、もう少し、右に回って鳥居がもう少したくさん入っている方が良かったように思えます。






それから、
この楠永神社の前を、いろいろな人々が行き来していました。
▼ 下の写真を見てください。

撮影にいくときに、その神社のあり方などを、調べて、「テーマをしっかり決めて」から出かける。
すると、神社をバックに、この幼稚園児たちを撮影することができたのではないのかと・・・。

古くから、地域の人たちから愛されてきた神社のイメージを、頭の中に描けていれば・・・・。
自ずと、撮影する写真が、見えてくるのではないでしょうか。





▼ 下の2枚の写真で撮影は終わりです。



今、このブログを書きながら、
この楠を、楠永神社を、撮影しに行くときに、「どんな楠を撮影したいのか?」「この楠で、何を表現したいのか?」「この神社らしさは、何なのか」などの、テーマをしっかり考えていけば良かったと思っています。

すると、写真の撮り方がまた変わってくるように思えます。
なかなかむづかしいのですが、心掛けていきたいと今回の楠永神社の撮影で思いました。



⭐️ ここでちょっと

私は撮影の際、いつもセンターピントで撮影します。スナップ写真が多いせいでもあるのですが、
シャッターチャンスを逃さないためです。
「あっ!」と思った時に、逃さず、迷わず、シャッターを押すためです。
「ROW [ ロウ ]( 生 )」画像で撮影していれば、「どんなトリミングも怖くない」という勢いです。

*スナップ写真の撮影の仕方の参考に、ぜひ、合わせてお読みください。 
Many・Thanks
「スナップ写真とレンズ」は、こちらから

HAERUSHASHIN
 3「スナップ写真の撮影について 1 」は、こちらから

HAERUSHASHIN
 4「スナップ写真の撮影について 2 」は、こちらから


私が使っている写真編集ソフトは「Lightroom」(ライトルーム) です。

* Many・Thanks
「Lightroomのトリミングツールの使い方」は、こちらです。




最後に

今回の撮影の三つのポイント❗️
1、関係のないものは、写真の中に入れない。
2、写真の主人公をはっきりさせるために、トリミングをしてみる。
3、「伝わる写真」のために、テーマをしっかり考える。


あなたも、撮影の時、一度、考えてください。


これまでの
映える写真を撮影! も参考にあわせてお読みください。

5 「写真のテーマを考えるとは?」は、こちらから

6 「写真に関係ないものは入れない」は、こちらから

7 「写真のベースラインを整える事は」は、こちらから

8 「写真に表情をプラスする為には」は、こちらから

9 「伝わる写真を目指す為には」は、こちらから


前回の、
映える写真を撮影! 1「カメラのファインダーを、左目で覗く」の説明は下のところから、
HAERUSHASHIN
1 「カメラのファインダーを、左目で覗く」は、こちらから



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「day・day ささやく」は、こちらから

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「 組写真・作り方・考え方 2015年11月編 [ 1 ] もの思う」 は、こちらから

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「 組写真・作り方・考え方 2015年 4月編 [ 1 ] ひととき 」 は、こちらから

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「髪を緑に染めた65歳の心の変化は」は、こちらから




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「スナップ写真とレンズ」は、こちらから

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「上橋菜穂子さんの本の心に残るページ」は、こちらから

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