day・day ささやく 2021年 12月

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暮らしの日々から

*12月1日
2021年、最後の月になりました。
待つ。

相手に対して、
どんな風に向き合うかによって、
自分の中に届く言葉が変わってきます。

正面から向き合っているのか、
チョット斜めからなのか、
横からなのか、

ついつい想像したりして、
自分で勝手に相手の言葉を決めつけたりして・・・。

やっぱり、しっかり正面から向き合って、

相手の言葉を待ってあげる。
相手の言葉で聞いてあげることが
とても、大切なことだと。

すると、
相手の人、自身も気づいていなかった、
本当の気持ちの言葉が、
届いてくると思います。



*12月2日
スターバックス。

久しぶりに、スタバに立ち寄りました。

・イングリッシュ ブレックファースト ティーラテ グランテ
・ソイハンバーグイングリッシュ マフィン

マフィンを温めていただいて、窓際のカウンター席。

道ゆく人を、眺めながら。

ボー・・・と。

久しぶりだ!

生き返る。

もう、最高!



*12月3日
興福寺の阿修羅像にあって。

2008年10月から、携帯で写真を撮り始めた。
本当に携帯で写真を撮ることが、
楽しくって仕方がなかった。
この時、すでに50才を過ぎていました。

それから少しして、
興福寺の阿修羅像にあいに行った。

出会った阿修羅像は、桃色の衣をまとい、
光のオーラに包まれていた。

思わず
「写真、続けてもいいですか?」
と、声をかけた。

すると、
阿修羅像は、優しい微笑みを返してくれた。

「わたしに、微笑んでくださった。」と、

今も信じている、66才のわたしです。



*12月4日
難宗寺のイチョウの撮影。

大阪の四季を深ぼりする
「アルキメトロ」のバンフレットを
見つけて、

行こう!

樹齢、推定500年、
蓮如上人のお手植えと言われている。

すごい迫力、
わたしのカメラでは、
全体が、入りきりません。

黄色い絨毯をしきつめた中で、
待っていてくれました。

もう少し、
早く会いにくればよかったなぁ。

春に、青葉が芽吹く頃に、
また、会いに行きます。



*12月5日
母がお世話に。

母が、ひとりで暮らしていた時、
大変お世話になった方のお見舞いに行ってきました。

偶然、息子さんから、
ご病気だと言うことを、
お聞きすることができ・・・。

お会いして、母のお礼をお伝えすることができて、

心にずっと引っかかっていた思いが、
軽くなっていくのを感じています。

何かのお導きだと・・・。

本当に、ありがとうございました。



12月7日
一つずつ。

どうしても、
軽く飛び越えて、新しいこと、
ちょっとスキップして、違うこと、

そんなことが、
気になって仕方がない。

血がさわぐと言うか・・・。

毎日、同じことをつづけていくことの難しさ。

昔の人は、よく言ったものだ。

「継続は、力なり」

我慢して、

一つずつ、一つずつ、かたずけていく。

一つずつ、一つずつ、進めていく。

やっぱり、
飛び越えるのは、なしみたいです。



*12月9日
足湯。

何年か前の冬に、
憩室炎で入院したことがある。

絶食で、ずっと点滴に繋がれている。

そんな時、
看護師さんが、足湯をすすめてくださった。

ボールにお湯を張り、ベット横まで・・・。

足をボールに浸した瞬間、
暖かくて、
足だけ春の日差しの中にいるようで・・・。

足についたホコリが、
水面に浮かび上がり、チョット恥ずかしい。

そのあと、お昼寝・・・。

うーん、もう天国にいるみたいでした。

ほんのちょっとした事で、
入院していることを忘れることができたひと時。

看護師さんに感謝です。



*12月10日
つらい事があった時。

つらい事があると、
正直に、落ち込みましょう。

自分をごまかして、無理をしない。

無理して、頑張らないで、
ルーティーを忘れて、
だらしない時間を過ごしましょう。

だらしない時があってもいいんです。

何もしない日があってもいいんです。

そうして、
力を抜くこと、
自分を逃す場所の作り方を
覚えておくとの大切さ。

思いっきり休んで、
明日は、元気になりましょう。



*12月11日
和尚さまの唱えるお経。

月命日です。
偶然にも
父の亡くなった日と、
母の亡くなった日が、
同じ11日なのです。

和尚さまの唱えるお経は、
部屋中に響き渡り、
空気を清めていき、

そして、
わたしの心も身体も
清められていき、
気持ちが、すっきりしてきます。

お経は、
亡くなった人のためにありますが、
今を生きている人の
魂をも浄化してくれるように思えます。



*12月12日
お友達の個展に行ってきました。

「あわい展」KOBE 

フランスでも個展をされた方です。

「藍」の世界を
描かれている作品が心に残りました。

藍は世界最古の染料と言われ、
日本でも古くから使われてきた、
藍染の色です。

藍と作者の思いとが重なり、

心の奥に届いて来るものがあるのですね。



*12月14日
お料理を作る時。

まず、段取りを頭の中でしっかり確認しておく。

次に、材料は揃っているか、確かめておく。
水戻しするものは?
前もって、電子レンジにかけて置くものは?
解凍して置くものは?

そして、スタートは、早いめにする。
少し、先手を打つつもりで。

いざ、料理を始めると、
やさしく、ていねいに。

ささいな事だが、これによって、
料理の出来上がり、味が違うように思える。

しかし、これが、なかなかむつかしい。

だからこそ、日々、心がけていたいものです。




*12月15日
タンスの中で眠っているもの。

自分にご褒美と思い買った
チョット高価な洋服。

着るのがもったいなくて、
ついつい袖を通す機会が遠のいてしまう。

もう、66才。
そんなことを思っていると、
いつ、袖を通すのだ!

思い切って、、着よう・・・と、
決心したところです。

しかしながら、
なかなか、ハードルが高いですが・・・。




*12月16日
人、それぞれの上質なものやこと。

上質は、
自分で選ぶものであり、
自分を幸せにしてくれるものであり、

けっして、
高価なものでも、
価値のあるものでもないと思います。

自分の中の新しい上質さを発見することは、
自分の暮らしを豊かにするためのものであり、

自分の心が、
暮らしの日々が、
楽しくなって行くことだと思います。

自分だけの、上質を発見しましょう。

そして、
それを、少しづつ育てていきましょう。



*12月17日
相手の方のお名前を添える。

〇〇さん、おはようございます。

ありがとうございました、〇〇さん。

と、相手の方のお名前を声に出して、言いましょう。

笑顔と共に。

すると、なんとなく、
お互いが幸せな気持ちになっていくように思えます。



*12月18日
パスケース。

神戸に撮影に行ったときに、
ピタパとクレジットが一緒になっているカードを
なくしてしまいました。

撮影を終えて、駅改札口で、
パスケースをいつも入れている所に
手を入れて探ってみて、
ハッとしました。

パスケースが手に当たらない・・・。
二度、三度と、探ってみた・・・。

きっと、時間を確認するために、
携帯を出した時、くっ付いて出て
落としてしまったのだと思う。

そこまで戻るには、かなりの距離がある・・・。

私が、初めて自分のカードを
ピタパのついているクレジットカードを
持ったときのものです。

お気に入りの赤いパスケースに入れて、
10年以上も使ってきたのに・・・。

帰りの電車中、落ち込んでいる私の
目の前の席に座っている方のパスケースに
目が釘付けになりました。

やっぱり、紐付きか・・・。



*12月20日
やめる事。

寝る前ストレッチをしています。
これは、フィットネスクラブに行っていた時、
教えてもらったストレッチです。

色々な情報から、
あれもいい、これもいい、ということで、
年を追うごとに、項目が一つ、ひとつ、
増えていきました。

ある晩、
「今晩は、何もしないで寝る!」

に、なってしまい・・・。

あれも、これもと思っているうちに、
だんだん息苦しくなってきた。

ひとつ始めたら、ひとつやめる。

全部をしていると、自分が壊れてきます。

やめる事の大切さ!

このことは、
趣味、勉強、などにも言えるのでは・・?



*12月22日
意地。

生きていく上で、ある意味
「生きるための意地」は必要な時があると思う。

しかし、
人との会話の中での意地は、
ちょっと厄介・・・。

意地を張り、思いを無理やり通そうとする。

理屈をくっつけて正当化しようとする。

駄々をこねている、子どものようだ。

思いを通せないこともあるものなのだ。

意地は、
もう少し違うところで使いたい。



*12月23日
結果。

結果を考えると、頭の中が止まってしまう。

もしこんなことをしたら、
こうなるんじゃないか?
あんな事になったらどうしようか?

自分が何かをやろうとする前に
ああだ!
こうだ!
と、心配事を並べてしまい、

とうとう、身動きが取れなくなってしまう。

結果なんて考えないで、
大切なのは、
今、この一瞬を、一生懸命に誠実に生きる。

結果は、後からついてくる。

今の私の心の中です。



*12月25日
クリスマス。

クリスマスの事を思い出して
文字にしてみようと試みたが、
何も浮かんでこない。

浮かばないはずだ。
手帳を開いてみたが、
2020年、2019年、2018年、
と、何もない。

それから、
ずっと、ずっと、
クリスマスのことを考えていて
やっと、
一つの曲が浮かびました。

それは、
B’zの「いつかのメリークリスマス」

素晴らしい作詞です。
ぜひ、一度、聞いてみてください。

私には、
クリスマスが、こんなに遠かったのだ。

発見だ!

来年は、何かを、しよう・・・!

だが、しかし、
ううん〜〜何をしようか・・・?



*12月26日
上橋菜穂子さまのほん。

「上橋菜穂子さまのほん11」の
ブログをアップする事ができてほっとしています。

上橋菜穂子さんは、
「物語の中から戻ってくると、今の自分のいる場所が、それまでとは少し違う風景に見え、風を感じる事ができる。それが、物語の持つ大きな力のような気がしているのです。」
と、言われています。

上橋菜穂子さんの本を、
どんなふうに伝えればいいのかと、
随分と迷いましたが、
この言葉が、
全てを語っていると思います。

上橋菜穂子さんの
「守り人シリーズ」を、読み終えると、

人生の道標となる言葉にめぐり逢い、

心の中を吹く風が、変わっていました。

本当にありがとうございました。



*12月28日
お墓参り。

お墓参りに行ってきました。
寒くて、息が白くなりました。

お墓をお掃除する時の、
水の冷たさに手が凍え、

お水を換えて、
お花をお供えして、
ろうそく、お線香、

そして、
手を合わせて、

今年一年、見守って頂きまして、
ありがとうございました。

帰る頃には、手の凍えが、
心の暖かさとともに、消えていました。



*12月29日
大切なこと。

ブログが、なかなか進まず、
するべき道は見えている、
が、しかし、
文字が、浮かんでこない。

一から、十まで、
頭の中でぐるぐると考えていると、
そのうちに、身体の調子が、悪くなってくる。

とうとう時間がなくなって、
えいっや!

ぶっつけ本番で、パソコンの前に座った。

いま、自分にやれることだけをやればいいと、
いま、自分で、書けることを、書き出して、
あとは、何とかなるさの、思いにいたった。

ひらきなおった途端に、身体の調子が良くなった。

いまこの時に、できることを、できるようにすればいい。

平気で、笑顔で、生きていく。

それが一番大切だ!



*12月30日
父の言葉。

今日は、「つもごり」
明日は、「おおつもごり」

亡くなった父が、よく口にしていた言葉です。

今では、
「晦日(みそか)「大晦日」(おおみそか)
と言われていますが、

なんとなく、「つもごり」「おおつもごり」
の言葉を使いたくって、使っています。

ちょっと、父を思い出して、
また、父の声が聞こえるような気がして・・・


今年、一年、ブログをみていただきまして、
心からお礼申し上げます。

どうか、お身体大切に、
良いお年をお迎えくださいませ。

ありがとうございました。






前回の、day・day ささやく 2021年 11月の記事は、
DAY・DAY 「 day・day ささやく 2021年 11月」は、こちらから

次回の、day・day ささやく 2022年 1月の記事は、
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