day・day ささやく 2021年 11月

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暮らしの日々から

*11月1日
大丈夫。

もうカレンダーが、あと2枚になった。
早い、速い、本当に疾い。

65歳を過ぎると、こんなものなのか?

皆さんは、いかがですか?
若い方は、感じ方が違うのかなぁ・・・・。

今年中にやろうと思っていることが、
次々と、頭の中をよぎる。

いや、いや、いや、チョット落ち着こう・・・。

自分のペースを思い出そう!

大丈夫、出来るから。

大丈夫、やれるから・・・・と、

自分に言い聞かせています。



*11月3日
文化の日。

1946年11月3日の
日本国憲法公布を記念して制定されたようです。

自身の文化は、なになのか?
ふと、思ってみた。

父方の祖父母の思いと、母方の祖父母の思い、
父と母の思い、
そして、
自身が、培ってきた思い。

それらすべてが、身のうちの生きている。

一言では、言い表すことのできない
「思いの文化」を感じました。

そんな「思いの文化」を、
一つ、ひとつ、
言葉にかえて、
文字にして、
綴っていけたらと、

改めて、思ってみた。



*11月5日
難しいこと。

心の扉は、内側からしか開けることができない。

扉の、ノックの仕方がむつかしい。

時には、ノックをしない方が良いのでは・・・・。

などと、思ってしまう。

イヤ、イヤ、イヤ・・・・・。

それでは、水くさいのではないか?

黙って、つかず、はなれず、
そばに寄り添うことが、
大切なのでは・・・・。

心のつぶやきが、聞こえてくる距離で。

しかしながら、
それは、とても難しいことで・・・。



*11月6日
どうなりたいのか?

自身の仮説を立てる。

それには、何が必要なのか?

外国語が、話せるようになる。
それを続けるために、体力をつけつ事。
それには、どんな知識が必要になるのか。

美術館などに足を運び、感性を磨く。
色々な分野の、本を読んでいく。
映画を見て、映像の素晴らしさを、
コンサートで、心に響いてくるものを、

などなど・・・・。

想像力をめいっぱい働かせて、考えてみる。

それには、何が必要なのか?

そんなふうに考えていくと、精神的に楽になり
次の段階に進むことができる。

何かをやり遂げるには、

仮説を立てる事が、とても大切です。



*11月7日
高い所。

下の息子は、小さい時、高い所が
苦手だったように思います。

滑り台の上まで、はしごを登ること、
ブランコに乗ってこぐこと、

いつも私が、一緒にはしごを登り、
私の膝の上で、ブランコに乗っていた。

どうしてだろう?
と、いつも思っていた。

それから何年かが過ぎ、
子供たちと遊園地に行った時、
ロープで吊り下げられている飛行機に乗った。

それまで気づいていなかったが、
私は、足がすくんでいた。
「もうこれ以上、上がらないで!」と
心の中で叫んでいた。

その時初めて、
下の息子は、私に似ているのだと、思った。

あれから、30年余り。

今は、高い所がどうなのか、
一度、聞いてみたい・・・が、

いまだに、その機会にめぐまれていない。



*11月8日
スロージャズ。

心の中の思いの言葉を、
文字に変えていく時、
音がない方がいいように思います。

しかし、
音がないのは、
チョットひっそりし過ぎなので、
スロージャズを小さな音で流しています。

日本語が、聞こえてくると、
その言葉の意味が、
心の中をスッとかすめていくとき、
浮かんできた思いの言葉を
一緒に連れて行ってしまう。

心の片隅に浮かんできた
思いの糸のはしを
たぐり寄せようとしている時に、
聞こえてくる日本語は、
違う思いにスッとすり替えてしまう。

風船の糸を素手で捕まえることの難しさ・・・。

スロージャズは、
思いの言葉を連れてはいかない。

思いの言葉を置き去りにしてくれる。

心の片隅に。

だから、
心の思いの言葉を文字にするときは、
スロージャズが・・・・。



*11月9日
「柿くへば 鐘が鳴るなり 法隆寺」
正岡子規

秋です。
果物が美味しい季節。

我が家では、
主人が、柿を食べます。

私は、柿はどうも身体が冷えるみたいで
チョット・・・・。
柿、自体の味は、大好きなのですが、
どうも、身体てきに相性が悪いみたいです。

上の息子も、私と同じで、
夕食の後、
柿を食べて、2時間ぐらいすると、
決まって、咳をしはじめるのです。

困ったものです。

似なくても良いことろが、
しっかり似ている。

まぁ、親子だから、しょうがないか。



*11月10日
「君を送りて 思うことあり 蚊帳に泣く」
正岡子規

子規が読んだ句であることを、
NHKドラマ「坂の上の雲」で知りました。

親友の秋山真之が
イギリスに留学した晩に読んだ句です。

なんとも言えない、思いが胸に残り、

この句を知ってから

もう、11年が過ぎていますが、

今だに、この句を、時々、思い出しています。

なぜか、心に響き、
なぜか、しみてくるのです。

素直に、胸を突いてくるのです。


*11月11日
父の命日です。

亡くなって、14年です。

和尚さまにきていただき
お経をあげていただきました。

和尚さまのお経は、
身体の、すみずみまでしみていき、
余韻としての響きが、
今も、
心の隅にたしかに、残っています。


父に、逢いたい。
話をしたい。
話を聞いてもらいたい。

お経は、亡くなった方のためのものであり、
また、今を生きている、
私たちのためでもあるように思えます。



*11月13日
毎月の「Postcard ポエム」

写真を見ながら、言葉を拾い集めて、
写真からこぼれてくる、光を、思いにかえていく。

思いにかわりにくくなってくると、

本を読みはじめる。

本の文字と、写真からこぼれてくる光を集めて、

そこに、今の気持ちをのせていく。

「Postcard ポエム」に、綴っていく。

ちょっと、大変だけど、
ちょっと、楽しい、ひとときです。



*11月15日
ひらめき。

心のすきまから抜け出てきた「ひらめき」

微かな輝きを放っているが、
すぐに、どこかに隠れてしまう。

羽毛のように、ふわりと暖かく
頼りないもの。

その「ひらめき」の微かな輝きを
つかさず、心に留めて、言葉にしておく。

そして、その言葉を、文字にしておく。

すると、その文字は、
また、新しい七色の文字を運んできてくれる。

「ひらめき」が、七色の虹になった。



*11月16日
輝きのコラージュ。

ブログの、KUMISHASHINに
クリスマスツリー「輝きのコラージュ」
[1] と[2]を、載せました。

私の大好きな「輝きのコラージュ」です。

この後、私の中では、
「もうこれ以上のコラージュは作れない」
くらいの勢いです。

制作中は、もう、とても大変でした。

私をここまで導いてくださった
「写真家 増浦 行仁」氏に
心からの感謝を申し上げます。

本当に、ありがとうございました。

クリスマスツリー「輝きのコラージュ」[1] 
は、こちらから

クリスマスツリー「輝きのコラージュ」[2] 
は、こちらから



*11月17日
撮影。

一年ぶりに撮影に行ってきました。
(コロナの緊急事態宣言の為)

靱公園西園にある楠永神社の
樹齢300年と言われている
クスノキに会ってきました。
(1935年の調査資料による)

徳川幕府が、第3次鎖国令を出した頃から、
この地に立ち続けて、
大阪大空襲によって焼損したが、
再生して今日に至っている。

これまでに、どれだけの行き交う人々を
目にして来たのかと思うと、

やっぱり、
「よく、生き延びて来たねぇ」

と声をかけてしまった。



*11月18日
人とのつながりを思う。

誰かと、いつも一緒が苦手です。

買い物は、一人でいきたい。
撮影も、一人がいい。

一緒だと、相手の気持ちを優先してしまうから。

でも、時には、誰かとお茶ができる。
でも、時には、誰かと一緒に食事をする。

つかず、はなれず、軽やかなつながり。

アメリカのTVドラマを見ていて、
「今日、夕食、一緒にどう?」
「今日は、ちょっと予定があるの」
「じゃ、また今度ね!」

この関係が、うれしい。



*11月19日
皆既月食。

太陽、地球、月が、一直線に並ぶ時、
つまり、満月の頃にだけおこる。

地球の大きさと、月の大きさと、
太陽との距離、
この宇宙の巨大な空間の中で、
この比率。

月の大部分が、地球の影に入り、
赤黒い色(赤銅色)になって見える。

太古の人々が、
不安を感じたのは不思議ではない気がする。

赤黒い色(赤銅色)になった月を見たとき、
美しさというよりも、
魔力に似たものを感じてしまった。

これを感じられるのは、
太陽と、地球、そして、月。

全て、この比率にある。



*11月20日
種をまく。

MacのPCを買ってから、少しして、
Macのタイピストのソフトを入れてもらった。

2015年7月23日から、
ブラインドタッチの練習を始めた。

A  ローマ字入力コース
まず、ホームポジションの確認です。
ffff

Fのキーとスペースバーを交互に打ちます。
fff fff fff ff ff ff f f f 

から始まって、

B ローマ字実践コース
C ローマ字復讐コース

と進んで行きました。


なぜ始めたのか?

その時はただ、

ブラインドタッチが出来るようになりたい!
だけだったのです。

今思うと、
2019年5月に、このブログをはじめる為の

種まきをしていたのだと思います。

知らず、知らずのうちに。



*11月21日
「月」明かりに。

ある晩、ベランダを見ると、
植木の影がくっきりと
ベランダのコンクリートに落ちているのが見えた。

外灯からの光の角度ではない。
ベランダに出て空を見上げると、月が出ていた。

なんと月の光は、明るいのだろう。

ずっと前に母から聞いた、祖父の話を思い出した。

戦時中、家族8人のお腹を満たす為に、
月夜に、てんま船(ボートの様な小舟)を漕いで、
隣の島の祖父の親戚のところまで、
麦をもらいにいってたそうだ。

生きるために、生きていた。

その話を聞いたときは、ずいぶん暗い中を
てんま船(ボートの様な小舟)を、
漕いで行ってたのだと思った記憶がある。

そうではなかったのだと・・・・。

「星」明かり、もあるそうだが、
まだ、体経験したことがない。

これだけネオンの明るい都会では、
チョット難しことですね。



*11月22日
バスタオル。

もう何年ぶりかなぁ。
バスタオルをすべて新しくしました。

アマゾンでバスタオルを色々調べていると、

すすき色
薄青磁色
薄藤色
亜麻色
ほうじ茶色
白樺色
百合色

と、
和の色の名前にひかれて見てみると
「タオル研究所」が作っているタオルで、
綿100%、速乾性、薄手、と書かれていたのと、
価格もお手頃なので、買い求めました。

届いてみると、思っていた以上の、
ソフトなバスタオル。

バスタオルのふわふわ感に、
お風呂上がりにチョット幸せを感じ、

バスタオルの柔らかさは、
心までも柔らかくしてくれます。



*11月24日
朝顔。

10月8日に
我が家のベランダの前に、芝生があります。
(マンションの1階)
そこに、突然、朝顔の二葉が芽を出しました。
どうなるのかなぁ・・・・と思っていると、
本葉ができて、蕾も見えていました。
今朝、その朝顔が、白い花を咲かせていました。

と、書きました。

その後、種ができているようなので、

来年も、白い朝顔が見れるかなぁ・・・
と、思いながら
ずっと見守っていたのです。

ところが、
今日の朝、突然、
芝刈り機の音が鳴り響き・・・

あの朝顔の種は、
あとかたもなく消えてしまいました。

なんだか、とても淋しいです。



*11月25日
靴を買い求めて。

以前、膝を悪くした事があり、
足に合う靴を履いて撮影に行かないと
帰ってきたら、
膝が痛くなっている事がありました。

だから、靴だけは、
価格を気にすることなく選んでいます。


スケッチャーズの靴を見つけて履いてみると、
シンデレラの靴のように、
足にピッタリフィット!

それも、ラッキーな事に、50%off.
もう、ルンルンです。

足にフィットした靴を履くことは、
ただそれだけで、
楽しくて、身体が元気になる気がします。



*11月27日
その場。

最近、
その場にいかなくても、
SNSや、Googleなど、
インターネットによって、
色々な写真を見る事ができる。

しかし、
できれば、
自身でその場所に行って、
自身でその場所に立って
自身の目で見てほしい。

そこには、
インターネットでは、
感じる事ができないものがあるから。

香り、
風向、
光線、
音色、
色あい、
温度、
湿度、
空気の響き、

自身の五感をフルに使って、
その場所の「空気感」を
感じ取って欲しいです。



*11月28日
以前、大変お世話になった方と。

私の住んでいるコーポの隣の階段に住んでいた方で、
下の娘さんが、息子たちと歳が近かったにで、よくお話を聞いていただきました。

その方が、下の娘さんのお家の近くに引っ越されて、その時からお会いできていませんでしたが、
先日、ひょっこり、メールをくださって、緊急事態宣言も解除された事もあり、お会いできることになりました。

私の、ちょっと、深い話を受け止めてくださって、お会いしている間じゅう、私の心にいい風が吹いていました。

帰りぎわに、リンゴと、モロゾフのアルカディア(焼菓子)を、お土産に頂きました。
なんと、私は、手ぶらです。
申し訳なくって・・・。

こんな、心遣い、とてもステキですよね。

私も見習わなくては・・・・。

心にいい風を感じた、時間を、

本当にありがとうございました。




*11月30日
親が子どものことを思う。

子どもが親のことを気にかけてくれるのは、
とても嬉しい。
しかし、
親は、その10倍も、100倍も子どものことを、
気にかけている。

子どもが30才になろうと、
子どもが40才になろうと、
変わりはない。

子どもは、子どもなのです。

そして、
母親とは、
そう言う、生き者なのです。






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