イメージ写真からの
はがきサイズのポエム
「 風 、渡る 」

メタセコイヤの並木の緑を 写し出す水面( みなも )に
目には見えない 風が さざ波となって姿を現す
さざめく心のひだに 響くように
キラキラと 吹き渡っていく
ふと ふり向くと 自ら編んできた時が 透けて見える
心を吹き抜けていった 一瞬のうちに
見えなくても わからなくても 思いの行き着く先を
渡る風は 感じたのかもしれない
未来はすでに 身の内に芽吹いているから
今 この時を信じよう 渡る風と共に
写真からのポエム 2021年 5月
「 風 、渡る 」
大阪城公園の東外堀、大正時代の初めに埋め立てられて運動場として利用されていたが、
1997年春に復元されて満々と水をたたえた江戸時代の姿を取り戻した。
満々と水をたたえた江戸時代の姿を取り戻した東外堀に、
メタセコイヤの緑の並木が映り込み、その水面に5月の優しい風が吹き波立たせている。
目には見えない風が渡っていく様子を、
風がさらさらと吹き抜けていく景色を、
ちょうどいい具合に水面が現している。
ちょうどいい具合は、人の心を満たしていき、心地よさを残してくれる。
しかし、
人はちょうどいいを感じることが難しい。
ついつい欲張ってしまう
あれも、これもと・・・
しかし、
何かが足らないという気持ちを持っていることは、
生きて行くうえでの糧にもなる。
現状に満足できない気持ち、
もっと幸せになりたい気持ち、
何か足らないものを手に入れることを願い続けながら、
人は、いつも何かを求めて生きている。
ふと、ふり向くと、いつの間にか自ら歩み編んできた時間と出会う。
心の思いの行き着く場所は誰にもわからない。
だから、
今、この目の前にあることにギュッと心を集中させて・・・
今日のあなたを褒めてあげましょう。
そして、
今日の一歩を感じ、深く味わいましょう。
生きていて、
ときどき、
自分だけのことを考えて生きていけるのであれば
どんなに楽な( らくな )ことだろうかと思うことがある。
しかし、
同時にそれは、
どれほど楽しく( たのしく )ないことだろうかとも思う。
やっぱり人は、
人と関わり生きていくことが、大切なことなのだ。
ああでもない、こうでもないと思い
日々を過ごしていくように人の人生はできているのだろう。
そんな中で、
うまくかわし
すり抜けて
忘れたふりをして生きて行くのも
ありなのではないでしょうか。
決してそれは、
自分を偽っているのではないと思います。
それが人が生きて行くうえでの知恵なのです。
ここからは
写真の説明をしていきます

▲
実際に撮影した写真です。
このままだと、
写真のテーマに対して余計なものが写り込んでいるので
トリミングによって取り除いていきます。
テーマを考える参考に、ぜひお読みください。
HAERUSHASHIN
映える写真を撮影! 5
「写真のテーマを考えるとは?」は、こちらから

▲
いかがですか?
写真の奥に写り込んでいた石垣と、
手前の白い水面とをトリミングで切り取ることによって
メタセコイヤの並木の緑と水面のさざ波とを
強調する事ができた写真になったと思います。
次に、
レタッチのトーンカーブで写真の黄色味を少し下げました。
それによって、
5月の優しい風が吹き渡っている感じがより増したと思います。
トリミング、レタッチをする際は、
写真のテーマに沿った、どのような写真に仕上げたいのか
しっかりとしたイメージを持つことが大切です。
トリミングの参考の説明は下のところから
HAERUSHASHIN
映える写真を撮る! 6
「写真に関係ないものは入れない」は、こちらから
Many・Thanks
「スナップ写真とレンズ」は、こちらから
KUMISHASHIN
「組写真・作り方・考え方」は、こちらから
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「映える写真を撮影!」は、こちらから
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「写真からのポエム」は、こちらから
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