組写真・作り方・考え方 2017年 7月編 [ 1 ]「 読む」

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3枚の写真で組写真を作り
「ものがたり」を表現する

「 読む 」

▼ 下の組写真が、2017年 7月に展示した「 読む」です。

石垣の上で足を投げ出し 本を読む人
さぞかし気持ちのいい事だろう

石垣は古墳時代から作られている
その技術が急速に発達したのは
比叡山延暦寺の参道が作られた頃からだそうだ
その経験を生かし 日本で初めて
石垣に天守のある 安土城が築かれた

石垣の石選びをするとき
石を読み 石の声を聞き
石の行きたいところに 石を持って行くと
「コトン!」と石の声が聞こえるそうだ

日本の古くから 自然を読み
共に生きてきた 智慧を 心を
大切に継いでいって欲しいと思いました







まず、組写真の真ん中の彼の写真から説明していきます。
▼ 下の写真を見てください。

この写真を撮らせていただいたのは、大阪城公園の玉造口の所にある桜園の手前の石垣の前です。
もう5時を過ぎていたのでお互いが急ぎ気味だったので、このワンショットだけです。
たしか、彼は手にレジ袋を持っていたように記憶しています。

この彼の写真で組写真を組んでいこうと思ったのは、この写真を撮らせていただいてから、5ヶ月ぐらいして
一番上の石垣に足を投げ出している写真を撮影することができたからです。
偶然にも、石垣の上の彼も、白のT シャツを着ていたのでちょうどいいと思ったのです。




▼ 下の写真を見てください。
実際に撮影した写真です。

見ての通り、スナップ写真に過ぎません。
このスナップ写真を組写真の表現意図にあった写真にトリミングで作っていきます。




⭐️ ここでちょっと

私は撮影の際、いつもセンターピントで撮影します。スナップ写真が多いせいでもあるのですが、
シャッターチャンスを逃さないためです。
「あっ!」と思った時に、逃さず、迷わず、シャッターを押すためです。
「ROW [ ロウ ]( 生 )」画像で撮影していれば、「どんなトリミングも怖くない」という勢いです。

*スナップ写真の撮影の仕方の参考に、ぜひ、合わせてお読みください。 
Many・Thanks
「スナップ写真とレンズ」は、こちらから

HAERUSHASHIN
 3「スナップ写真の撮影について 1 」は、こちらから

HAERUSHASHIN
 4「スナップ写真の撮影について 2 」は、こちらから


私が使っている写真編集ソフトは「Lightroom」(ライトルーム) です。

* Many・Thanks
「Lightroomのトリミングツールの使い方」は、こちらです。




戻ります

縦位置の写真だったのですが、組写真を組んでいく時、横位置の写真にした方がいいと思い、
思い切って顔に近づいてトリミングをしてみました。


私が使っている写真編集ソフトは「Lightroom」(ライトルーム) です。

* Many・Thanks
「Lightroomのトリミングツールの使い方」は、こちらです。




▼ 下の写真を見てください。

まず、左側を少しあけ気味にして、右側の方の肩を残しました。そして、頭の上を少しカットしてぐっと顔に近づいたことによって、この写真の彼の性格まで感じることができる写真になりました。
このトリミングはいかがですか?

今、組写真全体のことを考えると、彼の顔の位置が真ん中ではなく、もっと左側をあけて、彼の顔を右によせてトリミングをした方が良かった気がします。
詳しいことは、
次回の、「 組写真 作り方 考え方 2017年7月編 [ 2 ] 読む 」で説明します。





私が使っている写真編集ソフトは「Lightroom」(ライトルーム) です。

* Many・Thanks
「Lightroomのトリミングツールの使い方」は、こちらです。

*トリミングでお悩みの方、ぜひ、参考に合わせてお読みください。
KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年4月 足もと」は、こちらから

KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年5月 若者 」は、こちらから

KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年7月 通りすがり 」は、こちらから

KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年9月 白の時 」は、こちらから

KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年11月 いちょうの葉 」は、こちらから




このままの写真だと顔が暗すぎるので、レタッチをしていきます。

▼ 下の写真を見てください。

いかがですか?

露光をかなり上げて、その分コントラストを上げて、次に、ハイライトをかなり下げて見やすい写真に仕上げています。そして、最後にシャドーと黒レベルを少しずつ下げています。

レタッチをする際は、どのような写真に仕上げたいのかしっかりした考えを持っておくことが大切です。

夕暮れ時の彼の写真になりました。




今回はここまで、
次回は、一番上の石垣の写真と、一番下の自転車の写真の説明と、組写真全体の説明をしていきます。



この続きの、
組写真2017年 7月 [ 2 ]「読む」の説明は下のところから、
KUMISHASHIN
 「組写真 作り方 考え方 2017年 7月 [ 2 ] 読む」は、こちらから




Many・Thanks
「スナップ写真とレンズ」は、こちらから

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「組写真・作り方・考え方」は、こちらから

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「映える写真を撮影!」は、こちらから

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