組写真・作り方・考え方 2016年 5月編 [ 1 ]「遅い日ざし」

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3枚の写真で組写真を作り
「ものがたり」を表現していく

▼ 下の組写真が、2016年5月に展示した組写真「遅い日ざし」です。

遅い日ざし

大阪城の梅林の近くにいる猫です
遠くから スタスタとやって来て ポーズをとり
西に傾いた光の中を 歩み去って行きました

私は 少し遅い日ざしの中で 写真を始めました
色々な人々に助けられ 支えられて
ここまで来ることができました

これまで お会いした方々に感謝をしながら
少しずつ新しい事柄を 身に付けながら
あまり遠くを見つめると 息切れしそうなので
ちょっと先を 遅い日ざしを浴びながら
猫にポーズを とってもらえるように
歩き続けようと思っています






まず、初めに、真ん中の写真から説明して行きます。
▼ 下の写真を見てください。

大阪城の梅林から青屋門にいく途中でであったノラ猫です。
逃げることなく写真を撮らせてくれました。
手前の葉がボケて写っているところが、平たい写真ではなく、遠近感が出ていると思いませんか?




▼ 下の写真が、実際に撮影した写真です。

センターピントで撮影しています。

トリミングで、顔の部分をアップになるようにしました。




実は、
▼ 下の写真と、どちらにしようか? ずいぶん迷ったのですが、

顔がハッキリ分かる方がいいのではないかと思い、組写真で使っている写真にしました。

もう少し、ノラ猫が、こちらを向いていれば、とてもいい写真だと思いませんか?
お花の中の、ノラ猫。
光が当たっていて・・・・



⭐️ 組写真とトリミング

私は、組写真を組んでいく際に、トリミングは、欠かせないものだと思っています。

私の写真は、「スナップ写真」です。
よっぽどでない限り、カメラひとつで出かけて行きます。
そして、
公園や街角で「あ、おもしろい!」と思った瞬間をとらえて、シャッターを押します。



⭐️ ここでちょっと

私は撮影の際、いつもセンターピントで撮影します。スナップ写真が多いせいでもあるのですが、
シャッターチャンスを逃さないためです。
「あっ!」と思った時に、逃さず、迷わず、シャッターを押すためです。
「ROW [ ロウ ]( 生 )」画像で撮影していれば、「どんなトリミングも怖くない」という勢いです。

*スナップ写真の撮影の仕方の参考に、ぜひ、合わせてお読みください。 
Many・Thanks 「スナップ写真とレンズ」は、こちらから

HAERUSHASHIN
映える写真を撮影! 3「スナップ写真の撮影について 1 」は、こちらから

HAERUSHASHIN
映える写真を撮影! 4「スナップ写真の撮影について 2 」は、こちらから


私が使っている写真編集ソフトは「Lightroom」(ライトルーム) です。

* Many・Thanks 「Lightroomのトリミングツールの使い方」は、こちらです。




*トリミングの参考に
KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年4月 足もと」は、こちらから

KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年5月 若者 」は、こちらから



戻ります

私は、組写真を組んでいくということは、組写真の意図に適したパーツを作り、組み立てていくということだと思っています。

公園や街角で「あ、おもしろい!」と思った瞬間をとらえて、シャッターを押し撮影した写真が、組写真に適しているかというと・・・そうじゃないのです。やっぱり、スナップ写真は、スナップ写真でしかありません。

このスナップ写真を、組写真に、適しているパーツに作り上げていかなければなりません。ここで、「トリミング」が必要になってくるのです。
つまり、
スナップ写真を、組写真で表現したい意図を明確にして、「その意図に適したパーツの写真に、「トリミング」で作り上げていく」と、いうことなのです。


私は、いつも思っています。
「組写真を組む」ということは、組写真で表現したい「ものがたり」の表現意図に合った、3枚のパーツを作り、それらを組み合わせて、作っていくことだと。






次に、一番上の写真を説明していきます。

▼ 下の写真を見てください。

この「遅い日ざし」の組写真は、実話、この写真から始まっています。
スタスタとやって来て、ポーズをとってくれました。

トリミングをして、のら猫を右上のスペースに持って来ました。
ノラ猫の後ろのスペースに、なにかノラ猫の思いとかが現れていると思いませんか?



レタッチですが、
もう少し、露光を下げたかったのですが、ノラ猫の顔の表情がはっきりしなくなるので、ほんの少しだけしか下げていません。
そして、ハイライトを下げて、シャドーを上げています。




私の、3枚の組写真を組んでいくとき基本は、メインになる「顔の写真」と、「近い写真」そして、「遠い写真」の3枚で組むようにしています。

それからいうと、この写真は、「近い写真」です。





▼ 下の写真が、実際に撮影した写真です。



かなりトリミングをしていることがおわかりでしょう。
トリミングにより、組写真の表現意図に合ったパーツを作ったのです。


私が使っている写真編集ソフトは「Lightroom」(ライトルーム) です。

* Many・Thanks「Lightroomのトリミングツールの使い方」は、こちらから

次回の、
一番下の写真と、組写真全体について説明は

KUMISHASHIN
「組写真・作り方・考えかた2016年 5月編 [ 2 ] 遅い日ざし」は、こちらから




HeartStory 「品田穣の鳥島紀行」 56年前の アホウドリトの出会い 8  は、こちらから

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Many・Thanks 「スナップ写真とレンズ」は、こちらから

KUMISHASHIN 「組写真・作り方・考え方」は、こちらから

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