写真からのポエム「 まあるい水玉に 」2021年 6月

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イメージ写真からの
はがきサイズのポエム

「 まあるい水玉に 」

京都亀岡 平野沢下池のそば
小雨の降る中 傘を肩にあずけ
シャッターを押した

雨は空からの 贈りもの
雨粒が かやの葉の上で まあるい水玉になる
まあるい水玉が 水滴になり 大地に落ちる
大地に落ちた水滴は 太陽にあたためられ
水蒸気になり 雲になり
そして ふたたび 空からの贈りものになる

そんな 大きな巡りの中で
こんな かすかなところに 生きている わたし

今 ここに 居ることが ありがとう






写真からのポエム 2021年 6月
「 まあるい水玉に 」

京都府亀岡市の北東部にある、平の沢池( ひらのさわいけ )
古くからある農業用のため池です。

現在では、池の真ん中に道が造られて「上池」「中池」「下池」の三つに分断された珍しい池で、
親水公園にもなっています。

小雨降る中、田舎に帰る途中でここに立ち寄りました。

写真の水滴は、池の真ん中を横切る道を、カメラを持ち傘をさしてゆっくりと歩きながら、水滴のいい感じの被写体はないかと探していて、見つけました。
なかなか撮影しづらく、とうとうしゃがみ込んで傘を肩にあずけてシャッターを押しました。







雨は空からの贈りもの
まあるい雫が空からやってきて
緑のかやの葉の上で、まあるい水玉になる

透き通った光を放ち
まるで、宝石のように輝いている

そして、
緑のかやの葉からこぼれ落ちた雫は
草花や昆虫たちの命の糧にもなる


まあるい水玉は、
太陽に温められて水蒸気になり
水蒸気は空に登り雲になる

そして、
ふたたび、
まあるい水玉になり
空からの贈りものになる

大きな、大きな、
自然の巡りです。




私はある時
「One Health」という言葉に出会いました。

その時、私はハットしました。

理念的には少し違うかもしれませんが、
私は、地球が「One Health」なのだと感じました。


それは、
山は、森の木々を育てて、木々は木の実を鳥や動物たちに食べてもらい、
落ち葉は、微生物によって分解されて土となり、雨により流れ出た山の水は、
川に注がれ、川の生き物たちを育てる。

そして、
海に流れ込んだ川の水は、海の生き物たちを育てていく・・・


今までバラバラに頭の中にあった思いが
「One Health」
という言葉によってすべてが繋がり、とても嬉しい気持ちになりました。


この宇宙船地球号を大切に、大切に考えないとと改めて思いました。




ここからは
写真の説明をしていきます

▼ 下の写真を見てください。

▲ 実際に撮影した写真です。

このままだと、写真のテーマに対して余計なものが写り込んでいるので
トリミングによって取り除いていきます。




テーマを考える参考に、ぜひお読みください。
HAERUSHASHIN
 映える写真を撮影! 5
 「写真のテーマを考えるとは?」は、こちらから




▲ 上の写真を見てください。

いかがですか?


「まあるい水玉」以外の水玉と、右に写り込んでいる茶色い影を、
トリミングによって取り除き、テーマのはっきりした写真に仕上げました。



また、
撮影の時に大変重要なことは、
並んでいる「まあるい水玉」の一番手前の水玉にピントを合わせる事です。

このことは、
撮影するときの大変大切なことなので忘れないでください。
どこにピントを合わせるのかをしっかり確認してからシャッターを押しましょう。


最後にレタッチで、
青のトーンカーブほんの少しだけ上げました。
それによって、「まあるい水玉」の白さが強調されました。



撮影した写真を、どのように仕上げていくのかを
頭の中で思い描きながらトリミング、レタッチをしていきましょう。








トリミングの参考の説明は下のところから
HAERUSHASHIN
映える写真を撮る! 6
「写真に関係ないものは入れない」は、こちらから




Many・Thanks
「スナップ写真とレンズ」は、こちらから

KUMISHASHIN
「組写真・作り方・考え方」は、こちらから

HAERUSHASHIN
「映える写真を撮影!は、こちらから

photo poem
「写真からのポエム」は、こちらから

POEMWO
「ポエムに」は、こちらから

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「ハートストーリー 」は、こちらから

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「day・day ささやく」は、こちらから

Nahoko・Uehashi
「上橋菜穂子さんの本の心に残るページ」は、こちらから

Torishimakikou
「品田穣の鳥島紀行」56年前のアホウドリとの出会い は、こちらから

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 「写真絵本 のら猫シロとたまちゃんと」は、こちらから

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