イメージ写真からの
はがきサイズのポエム
「 心地いい 」
3年前に大阪城公園で撮影しました
この頃 どんな写真を撮ればいいのか
わからなくなっていました
組める写真はどんなんだろう
説明ぽくなってもいけないし
イメージぽくなってもいけないし
そんな気持ちの中 ふと
空を見上げ撮影した秋空です
近頃 気持ちのいい秋がないなぁ
夏の暑さを引きずる9月
冬の寒さが足早にやってくる10月
あの 素肌にセーター1枚ですごせる
心地いい日々が恋しくてならないのです
2017年11月 Postcard ポエム
「心地いい」
私は、この写真を撮影した頃、本当に写真を撮る事に迷っていてシャッターが押せなくなっていました。
大阪城公園に撮影に行き、何を撮ればいいのか?
あっちを向いても、こっちを向いても、以前に撮影した事のある被写体や、アングルに思えて仕方がなかったのです。
それでも、撮影に行き続けてシャッターは、押し続けていました。
本当に、辛かったです。
そんな中、大阪城天守閣前の大きなイチョウの木にカメラを向けてシャッターを押していました 。(「以前にも、撮影したなぁ」と思いつつ も)
そのあと、
ふと見上げた空を
「わっぁ、きれい❗️」と思い、おもわずシャッターを切っています。
その時は、ただそれだけの写真でした。
だから、撮影した当時は、スルーしていた写真です。
⭐️ ここでちょっと
私は撮影の際、いつもセンターピントで撮影します。スナップ写真が多いせいでもあるのですが、
シャッターチャンスを逃さないためです。
「あっ!」と思った時に、逃さず、迷わず、シャッターを押すためです。
「ROW [ ロウ ]( 生 )」画像で撮影していれば、「どんなトリミングも怖くない」という勢いです。
*スナップ写真の撮影の仕方の参考に、ぜひ、合わせてお読みください。
Many・Thanks
「スナップ写真とレンズ」は、こちらから
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3「スナップ写真の撮影について 1 」は、こちらから
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4「スナップ写真の撮影について 2 」は、こちらから
私が使っている写真編集ソフトは「Lightroom」(ライトルーム) です。
Many・Thanks
「Lightroomのトリミングツールの使い方」は、こちらです。
戻ります
撮影してから、3年が過ぎ
カレンダーに使う、空の写真を探している時、思いがけず見つけました。
この写真を見つけた時
心が、「宙吊り」になりました。
空を、見上げているのか
海面を、見下ろしているのか
「ふわっ」と心が浮き上がり
とても気持ちがよく、心が穏やかになって行くのを感じました。
だから、タイトルに「心地いい」と付けました。
それから、写真に電線が写っていますが
これは、偶然です。たまたまです。
この時、電線を入れて空の写真を取ろうとは全く思っていませんでした。
しかし、
この写真を見ると、この電線があるからこそ
写真に、遠近感、奥行きが感じられるのだと思います。
私が、写真をとるという事に対して、日頃からつくづく思っていることは、
写真は、自分で撮っているのではなく、
その場に、居合わせてもらい、撮らせてもらっているのだということです。
「すぐに役に立たないものが、無駄なものとは限らない」
その時は、役に立たないような写真でも何年か過ぎた時に「ふと」目に止まる写真がある。
これは、写真がパソコンの中で熟成したのではないかと、また、自身の感性が熟成して行ったのだと思います。
と言うのは、
外山滋比古 ( とやま・しげひこ )氏の
「思考の整理学」と言う本の中に
「思考の整理法としては、寝かせることほど大切な事はない。思考を生み出すにも、寝かせるのが必須である。・・・人間には意志の力だけではどうにもならないことがある。それは時間が自然のうちに、意識を超えたところで、おちつくところへおちつかせてくれるのである。・・・いずれにしても、こういう無意識の時間を使って、考えを生み出すということに、われわれはもっと関心をいだくべきである。」
と書かれています。
写真にも言えるのではないかと思います。
無意識の中で撮影して、それが、何年か無意識の時間が過ぎた時に、意味を持つ写真に変身していることがある。
写真を寝かせる・・・すると写真のほうから使って欲しいと言い始める。その写真からのシグナルを受け止めるための感性を、自らの中に研ぎ澄ませることが大切なのではないでしょうか。
時々、何年か前に撮影した写真を見返してみるのも良いのではないでしょうか?
心ひかれる写真は、何かを発しているものです。だから、おのずと写真のタイトルが心に浮かんできます。
これからも、心を動かすことができる写真を撮り続けていきたいと思う私です。
私の中で、忘れられない1つのシーンがあります。
それは、私が20代の頃
素肌にセーター1枚で、会社にいく途中
歩道橋の上で、吹き抜けていった風
セーターの網目をすり抜け、肌を優しく包んでくれた風
今も、その心地よさを、忘れる事はないのです。
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