写真からのポエム「かれんな」2018年 4月 | photo poem

イメージ写真からのはがきサイズのポエム

長居公園で　バラを撮影している時
ふと目にとまった　たんぽぽ

たんぽぽは　小さな花の集まり
その小さな花は　やがて　綿毛となり
大空へ旅立つ

今ここにいる事　ここに生きている事
自分の小ささを知る
かれんな心を　ぎゅっと抱きしめて
夢中になれた事を思い出す

足元に咲く　かれんな花に
「こんにちは」と声をかける
たんぽぽ色に　心を染めて
想いは新たな大空へ

写真からのポエム　2018年4月　
「かれんな」

この写真のタンポポの花は、西洋タンポポです。
色の名前を色々と探してみたのですが、黄色しか無くって
自分で、「タンポポ色」と勝手に作りました。

この頃、とても心が寒くて仕方がなく

タイトルを「すなおな」とか「けなげに」にしようと思っていました。
でも、もう少しだけ春の暖かな様子を文字にしようと

明日に向かって・・・・みたいな気持ちを表そうと・・・・
かれんな心、拳をにぎり

春の心意気かなぁ

押し寄せてくる淋しさの波に飲み込まれてしまいそうで
でも、心だけは豊かでいようと、いつも思っていました。

相手を敬う気持ち、謙虚でいる気持ち
人の想いや、自然現象、
実態があいまいなものの存在を感じ大切にすること

そして、自分の、直感を信じること

一生懸命に、
本当にたくさんのバラの花に向かい、シャッターを押しつずけていた時
ふと、横の草むらに、かれんに咲いているタンポポを見つけた。

何か、心に風が吹いた。

生きている中で、ふとした些細なことにも心を寄せることの大切さ。

いつもとは、ちょっと違う景色を眺めてみてはいかがですか？

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