Postcard ポエム「呼びかけて」2019 年 5月

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狩の時 馬上で吹かれていたホルン
馬の頭に 音が当たらないようにと
後ろに向かって音が出る

なぜか ホルンの響きを耳にすると
アルプスの 花いっぱいの草原が浮かんで来る
この想いの中に 何が隠れているのだろうか

心ひかれつつも 何事も無かったかのように
過ぎゆく日々の時の中で

深い底から呼びかけて来る響きに
行ったり来たりする思いを 揺れる心を
果たして 重ねる事ができるだろうか


2019年5月 Postcard ポエム
「呼びかけて」

このホルンの写真は、阪急電鉄、今津線の宝塚南口の駅で行われていたイベントで撮影させていただきました。
間近にホルンを見たことがなかったのでワクワクしながらシャッターを押したのを覚えています。


▼ 下の写真を見てください。
この写真は実際に撮影した写真です。

トリミングによって、彼女の髪の毛と右に映り込んでいる楽譜を切り取っています。

私の撮影する写真は、ほとんどがスナップ写真です。そのスナップ写真を作品としての写真に仕上げていくためにはトリミングは欠かせない作業です。写り込んでいる関係ないものを切り取るためにも。


関係ないものを切り取る事の詳しい説明は下のところから
SHASHIN・65
 「65歳からの写真の練習 6 関係ないものは入れない」



⭐️ ここでちょっと
私は撮影の際、いつもセンターピントで撮影します。スナップ写真が多いいせいでもあるのですが、
シャッターチャンスを逃さないためです。
「あっ!」と思った時に、逃さず、迷わず、シャッターを押すためです。
「ROW [ ロウ ]( 生 )」画像で撮影していれば、「どんなトリミングも怖くない」という勢いです。

*スナップ写真の撮影の仕方の参考に、ぜひ、合わせてお読みください。 
Many・Thanks 「スナップ写真とレンズ」は、こちらから

SHASHIN・65
65歳からの写真を楽しむ練習 3「スナップ写真 1」は、こちらから

SHASHIN・65
65歳からの写真を楽しむ練習 4「スナップ写真 2」は、こちらから



*トリミングでお悩みの方、ぜひ参考に合わせてお読みください。
KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年4月 足もと」は、こちらから

KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年5月 若者 」は、こちらから

KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年7月 通りすがり 」は、こちらから

KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年9月 白の時 」は、こちらから

KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年11月 いちょうの葉 」は、こちらから




私が使っている写真編集ソフトは「Lightroom」(ライトルーム) です。

Many・Thanks 「Lightroomのトリミングツールの使い方」は、こちらです。



戻ります。
レタッチは、
露光を上げて、その分コントラストを上げています。次に、ハイライトを下げてシャドーと黒レベルを上げて、パチットした写真に仕上げています。



ホルンの音色を耳にすると、ヨーロッパのアルプスの花いっぱいの草原が浮かんで来る。
小さい頃からの憧れなのかもしれない。
このホルンは、フレンチホルンです。
オーケストラの楽器の中で唯一後ろに向かって音が出る。
壁に反射したことで、音の角が取れるから、壁の材質で音の印象が変わって来るそうです。

ワンクッション置くことで、ホルンの音色が柔らかくなっていく。

この写真を見ていると、深い地の底から呼びかけて来る風が、吹き上げて来るように思える。
そんな中で、
行ったり来たりする思いを、吹き上げて来る風に重ねることができるだろうか・・・。



人は、
欲しいと思っているものを手に入れるということで、
ストレスを発散していることが多い。
しかし、
それは、本当に必要なものなのか?
それは、そんなに大切なものなのか?
を、ゆっくり問う時間が必要に思う。

自分自身に問いかける。

欲しいものを手に入れるということで、
ストレスを発散するのではなくて、
何にストレスを感じているのかを、
ゆっくり考えてみる時間を持つこと。

そして、
その思いを言葉にしてみることも大切なことなのではないかと・・・。

本当に、それは、自身にとって必要なのか・・・。


最近この言葉が、いつも頭の中を巡っています。

龍安寺の茶室前にある手水鉢に

「吾唯足知」(われ ただ たるを しる)

この、「吾唯足知る」をゆっくり心で思っただけで、
心の空気が澄んで来る。

肩から、変な力が抜けていき、
心が、静かになってきて、
本当に大好きなものが見えて来る。
そして、
ゆっくり、呼吸ができるようになる。

もう65歳を過ぎた私だからだろうか・・・。
いや、いや、それだけではないだろう。

「吾唯足知」(われ ただ たるを しる)


心の深い底から呼びかけて来る言葉を、
自身の中で、いま一度、確かめてみる。

本当にそうなのか、
本当にそれがいいのか
本当にそれでいいのか

何故、そう思うのか、

今一度、
自身の心に吹き上げて来る風を、見えない風を、
心の目で、ゆっくり、しっかり、見極めてみませんか?




前回の、Postcard ポエム 2019年 4月「つれてってを」の説明は、
Postcard Poem 「Postcard Poem つれてってを」は、こちらから

次回の、Postcard ポエム 2019年 6月「風を」の説明は、
Postcard Poem 「Postcard Poem 風を 」は、こちらから




KUMISHASHIN 「組写真・作り方・考え方」は、こちらから

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