Postcard ポエム「 フラミンゴ色の 」 2021年 3月
大阪城公園の東外堀の水面( みなも )に揺れながら浮かぶ クリスタルタワー ふと 時が止まり心の窓から あやしげな美しさを秘めたフラミンゴ色の妖精が顔をだす 妖精と一緒に夕空を 髪に風を感じながら自由に空を泳ぐ イルカの[…]
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大阪城公園の東外堀の水面( みなも )に揺れながら浮かぶ クリスタルタワー ふと 時が止まり心の窓から あやしげな美しさを秘めたフラミンゴ色の妖精が顔をだす 妖精と一緒に夕空を 髪に風を感じながら自由に空を泳ぐ イルカの[…]
続きを読む下と上をつなぐ 刻んだ橋 大阪城公園にある大きな石の階段何か 人生を感じさせるこの石段が 好きだ 今 この時の中を 淡々と自信を持ちつづけるこれが なかなか難しい 雲の切れ間から 真っ直ぐに降りそそぐ光を「天使のきざはし[…]
続きを読む京都 泉涌寺( せんにゅうじ )御庭の結界石雨の中 何とはなしに撮影した 日本の慣しとして生きづいてきた「物を またがない」石と縄とが 無言の言葉で語っている 内に入れない のでは無く内に入らない 気づかい 人の心を ま[…]
続きを読む都島の毛馬森之宮公園で出逢った目の前を スタスタと横切る黒猫 一瞬 心をよぎった思いは時に 正解だったりする しかし 人は いとも簡単に言い訳をして 気づかなかった事にする感じた心を 無かった事にする 心の隙間を すり抜[…]
続きを読むしっぽの先に 緊張と不安気がただよう猫 大阪 夕陽ヶ丘の口縄坂( くちなわざか )作家 織田作之助の愛したこの坂の階段に夕方になると あちこちから 猫が姿を現す 西に傾いた 陽差しの中で この猫の所だけ 光がそそがれてい[…]
続きを読む大阪鶴橋の比売許曽神社( ひめこそじんじゃ )80年前に建てられ 空襲を免れた神輿蔵( みこしぐら )の扉この前にたった人にしか 見えない声がある 斜( はす )かいの思いの中で 絡まった糸ほぐしながら 新しく織り上げて[…]
続きを読む高知の桂浜からの太平洋鳥を追いかけ撮らせて頂いたワンショット どこまでも 届く陽の光どこまでも どこまでも広がる海 雲間からふりそそぐ 陽の光目には見えないが胸の奥に届くものがある 月あかりの中 星明かりの中遥か彼方に待[…]
続きを読む1925年に建てられた船場ビルディング細長いパティオ風の中庭がある たくさんの「ものがたり」を語ってくれる格子ある ガラス窓に心ひかれる 空気をちょっと分けるガラス窓時々 鏡になるガラス窓 明かりの灯る中別に なぐさめて[…]
続きを読むこの一つ前のシーンでは少女は じっと馬の目を見つめていたそして 草を取り馬の口元に持っていくと馬は 何のためらいも無く 草を食べた 通いあうって 言葉ではないみたい 我が家の猫 リン今も リンにじゃまをされながらこの文章[…]
続きを読むふわっとした光が さまざまな桜色を生みだすまるで 首元を飾るフリルのようだ子供の頃 フリルの付いたブラウスを着るとなぜか 心がウキウキした事を覚えている この桜色の下には ずっと何かを抱きつづけているかの様な艶やかな 芯[…]
続きを読む我が家に猫がいます 名前は リンカラスに襲われている所を助けそれ以来 我が家の猫になりました 私は リンのおばあさんとお母さんともちょっと知り合いだったのですだから リンが我が家の猫になった時ごくごく 自然な成りゆきに思[…]
続きを読む長谷寺に向かう途中の路地売り とまと緑の籠に 3個積んで売っていた 私が とまとを思うといつも浮かんで来る景色がある祖母と畑に行った時あまりにも喉が渇いたので畑のとまとで喉を潤した 土手に二人で座り かぶりついたむせ返る[…]
続きを読む上賀茂神社にお参りした時見つけた格子窓 深みどりと青磁色の連なりに目が止まったなぜか 一度しかシャッターを押していない ふとした時 心の格子窓から かいま見える素の想い時に真実であったりする 今 持っているものを磨き輝か[…]
続きを読む長居公園で バラを撮影している時ふと目にとまった たんぽぽ たんぽぽは 小さな花の集まりその小さな花は やがて 綿毛となり大空へ旅立つ 今ここにいる事 ここに生きている事自分の小ささを知るかれんな心を ぎゅっと抱きしめて[…]
続きを読む京北からの帰り道 縹色 ( はなだいろ )の空に今にも 落ちてしまいそうに 浮かんでいた四日月 月に出会うと ついシャッターを切ってしまう「月に願いを・・・」と言う言葉が心のどこかで 動くためだろうか 人は 胸の思いを空[…]
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