組写真・作り方・考え方 2016年 1月編 [ 2 ]「素直な」

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3枚の写真で、組写真を作り
「ものがたり」を表現していく

▼ 下の組写真が、2016年1月に展示した組写真「素直な」です。



素直な

彼女とは 大阪城の梅林で出会った
若い方なのに三脚で梅を撮影している姿が
なぜか気になり 声をかけた
驚いた事に 彼女の通っている写真の学校も
教えてもらっている先生も 私と同じだった
林先生と岩上さんの話で盛り上がり別れた
彼女にとても素直さを感じた
写真 うまくなるだろうなぁ

素直な心であり続ける事のむずかしさ
どうしても 何かが心にまとわりつく
時に忘れる事ができても 消す事のできないもの
払っても 払っても ふたたびやって来る
それでも 前を向き楽しく努力し続ける事の大切さ
老梅の枝のように まっすぐな素直な心は
忘れないでいたい



前回の続きで、組写真の左上の写真をから説明していきます。

まず、
▼ 下の写真を見てください。

大阪城公園の老梅の写真です。
あまり気にせずに撮影したのですが、可愛いく可憐だと思いませんか?
それと、バックの水色の光のぼやけ感がちょっと幻想的だと・・・

この写真は、彼女の性格を表しています。

真っ直ぐな枝に黄色い真珠のような花がつき、素直さの中にある、芯の強さを感じさせるものが、この写真は、表せていると思います。

この写真の、水色と黄色がこの組写真のアクセントになっています。

次に、組写真の左下の写真の説明をしていきます。
▼ 下の写真を見てください。

この写真は、京都京北町の杉林です。
杉の葉のところは、彼女の帽子の形を表し、
そして、
木の部分は、老梅の木の真っ直ぐなところと共通しています。

この写真は、雪の降る吹雪の中、車の中から撮影しました。
本当は、窓を開けて撮影した方がいいのですが、あまりの吹雪なので、窓を開ける事ができなくて、窓越しに撮影しました。

その分、シャープさがないので、レタッチでコントラストをかなり上げ、また、雪の白さを出すために露光を上げて、シャドーと黒レベルを下げています。



▼ 下の写真が、実際に撮影した写真です。

彼女の頭に形に合わせて、縦位置の真ん中ちょっと右でトリミングをしました。


私が使っている写真編集ソフトは「Lightroom」(ライトルーム) です。

* Many・Thanks 「Lightroomのトリミングツールの使い方」はこちらです。

*トリミングでお悩みの方、ぜひ参考に合わせて、お読みください。
KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年4月 足もと」は、こちらから

KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年5月 若者 」は、こちらから





左下の木の写真は、カメラのレンズフードを車のガラスにくっ付けて撮影しました。
そうする事で、ガラスに写り込んだ景色にピントが合うことを防ぐのと、手振れを少し防ぐ事ができます。


⭐️ ここで、カメラのレンズフードについて少し書きます。

レンズフードをつけることによって
1 . レンズ頭部への衝撃を和らげてくれます。
2 . 雨や砂埃からレンズを守ってくれます。
3 . レンズに指紋がつくことを防いでくれます。
4 . 強い日差しを避けて、画質がよくなります。
5 . ちょっとカッコ良くて、オシャレかなぁ。

水族館や、展望台などのガラスがあるとことでは、出来るだけレンズフードをガラスに付けて撮影するといいと思います。
( もっといい映り込みを防ぐ便利なレンズフードに、シリコンフードがあります。)


⭐️ ここでちょっと
私は撮影の際、いつもセンターピント撮影します。スナップ写真が多いいせいでもあるのですが、
シャッターチャンスを逃さないためです。
「あっ!」と思った時に、逃さず、迷わず、シャッターを押すためです。
「ROW [ ロウ ]( 生 )」画像で撮影していれば、「どんなトリミングも怖くない」という勢いです。

*スナップ写真の撮影の仕方の参考に、ぜひ、合わせてお読みください。 
* Many・Thanks 「スナップ写真とレンズ」は、こちらから

SHASHIN・65
65歳からの写真の練習 3「スナップ写真 1 」は、こちらから

SHASHIN・65
65歳からの写真の練習 4「スナップ写真 2 」は、こちらから




最後にもう一度、
▼ 下の2016年1月に展示した組写真「素直な」を見てください。

黄色い老梅の写真で彼女の素直な性格を表し、雪の中の杉の木で彼女の帽子の形を表し、黄色い老梅の縦の線と、杉林の幹の縦の線でつながっている。
そして、
黄色い老梅の木のバックの水色と、彼女の写真のバックの空の色がつながっています。


それによって、
3枚の写真がお互いに結びつく部分があるので、組んだ時に違和感なく何気なくつながっている感じが伝わってきて、自然に3枚の組写真の「ものがたり」が、作られています。


この組写真を見た人が、思い思いの「ものがたり」を心に描いてみて下さい。


前回の組写真2016年 1月「素直な」の説明は下のところから
KUMISHASHIN
 「組写真・作り方・考え方 2016年 1月編[ 1 ]  素直な」 は、こちらから




KUMISHASHIN 「組写真・作り方・考え方」は、こちらから

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