クリスマスツリー 2014年12月 [ 1 ]

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輝きのコラージュ

▼ 下のコラージュが、2014年12月に展示した「メリークリスマス」です。

メリークリスマス

12月 2014年最後の月になりました
今年は 組写真の 本当のむつかしさに 直面しました
組んでいく過程で 自分の思いが
強すぎても 弱すぎても
なかなか思うようには 組めず
それでいて 写真 1枚1枚の 力強さも必要で・・・

また 新しい試みとして
私の心もようを 私の中にある ”たまき”という文化を
少しでも 伝えられたらと 思い
短い「ものがたり」に挑戦させていただきました
それにより 思いを 感じたことを 文字にすることの
むつかしさを 痛感させられました

しかし みなさまからの
心のこもった 思い はげましが あったからこそ
12回 続けることができたと
この1年 応援いただき 心より感謝しています

本当に ありがとうございました




この、輝きのコラージュ「クリスマスツリー」を作り上げていった過程を、2回に分けて紹介させていただきます。
作り始めてから、出来上がるまで、2ヶ月余りかかっています。

まず、
▼ 下の2枚の写真を見てください。

この2枚の写真から、スタートしています。
クリスマスツリーを考えているのですが、今までのクリスマスツリーとは、少し違うものをと考え、
これまで撮りためている写真の中から、ピックアップして2Lにプリントして組んでいきました。

クリスマスツリーの定番の一番上の星を、黄色い百合の花で表し、緑の写真は、木を撮影する時に、ちょっとピントをずらし撮影したもの、赤い色の入っている写真は、雪の降る中、椿の木を背景に雪にピントを合わせて撮影した写真です。
そして、ブルー系の写真は、海遊館のクリスマスイルミネーションを撮影した写真、ピンクの写真は、お花屋さんで撮影したスイトピーの花です。


見ての通り、上の写真に下の写真がつなげてクリスマスツリーの形を作ろうと思いました。

この時は、クリスマスツリーのコンセプトが、自分の中で明確なものになっていなくて、こんな感じでぐらいにしか思っていませんでした。

このクリスマスツリーのコラージュは、どこに飾られるのか?
見ていただく人たちに、何を伝えたいのか?

今思うと、何かを作る際の一番大切なことを忘れていたように思います。
自分の思いだけではなく、見ていただく人たちに、楽しんでもらえるコラージを思い描くことが大切なことなのだという思いにたどり着きます。



次に、
▼ 下の写真を見てください。

ちょっとクリスマスツリーらしくなってきました。
やはり、木に思えるクリスマスツリーのコラージュを作ろうと考え直しました。

コラージュの一番下に、木の幹の写真を入れ、下のほうにレイアウトしていた、ブルーの重たい色を一番上に移動してみました。

それから、クリスマスツリーの一番上の星を、星形のイルミネーションにしました。



▼ 下の写真を見てください。

しかし、イルミネーションの色がはっきりしないので、ちょっと弱いです。

それから、この会議室でおこなわれている書院の会に参加されている人たちの写真を、クリスマスツリーのリースのように糸でつなげて飾ろうと思いつきました。(上の写真を見てください)

以前撮影させていただいたポートレートのトリミングをしなおして、ホルダーにまとめて、コンタクトシートでA4にプリントしました。そして、コンタクトシートの写真をカッターナイフで切り取り、糸でつなげていきました。


私が使っている写真編集ソフトは「Lightroom」(ライトルーム) です。

Many・Thanks 「Lightroomのトリミングツールの使い方」は、こちらです。



次に、
▼ 下の写真を見てください。

3枚目の写真のクリスマスツリーに使っていたオレンジ色の写真が、ほかの写真の色の邪魔をしていると思い外してみました。
それによって、クリスマスツリー自身が落ち着いてきた気がします。
クリスマスツリーの幹も、一本でドッシリした写真に変えました。

あのはっきりしないイルミネーションの色の、一番上の「星をどうしようか?」と色々と考えました。それで、この書院の会に参加してる方々が赤い車に乗ってと考えました。
(ちょっと、見ている人たちが、「どうして車なのか?」と思ってもらえたら、楽しいかなぁ・・・と思って。)

しかし、赤い車では全員乗れないので、赤いバスがいいのではないかと思いつき、赤いバスの写真を、大阪城公園のいつもたくさん「観光バス」が止っている駐車場に撮影に行きました。


だいぶ、「輝きのコラージュ」に近づいてきましたよ。

しかし、左右対象になっているので、うまくそのバランスを崩せたらという思いと、なんとなく、べったりした感じがするので、新しい写真を加えることにしました。



次に、
▼ 下の写真を見てください。

クリスマスツリーの一番上の星に、赤いバスの写真を使っています。そのバスの写真が下の写真です。

大阪城公園のいつもたくさんの「観光バス」が止まっている駐車場で、ちょうど良い感じのバスに出会えました。
しかも、いい赤色のバス、
とてもラッキーです。

この写真の赤いバスを切り抜いて、クリスマスツリーの一番上におきました。



次に、
▼ 下の写真を見てください。

真ん中の下にあるライトグリーンの細い幹が写っている写真を入れてみました。すると、ツリーのべったりした感がなくなって、抜ける感じが心地よかったので、ライトグリーンの写真のちょっ上にも、ブルーの細い幹が写っている同じような写真を入れてみました。

この2枚の写真は、加工しています。
現像モジュールのトーンカーブのカラーチャンネルを切り替えて、「グリーン」と「ブルー」で色を調整しています。

とても、クリスマスツリー「輝きのコラージュ」ぽくなってきたと思いませんか?



この続きは、部分的なことや、全体について説明していきます。

KUMISHASHIN 「クリスマスツリー2014年12月 [ 2 ]」は、こちらから



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