day・day ささやく 2024年 3月

Pocket

暮らしの日々から 
気持ちのありかた

* 3月 1日
重い荷物。

歳を重ねていくと
責任が増えていきます。

明らかにあなたの能力では
手に余るものも増えてきます。
そんな時、
「やりたくない」と逃げるのは簡単です。
逃げてばかりいると
いつしか、
重い荷物が持てないあなたに
なってしまします。

軽いところでばかり生きていると
力が衰えて、学びがなくなり
次第にあなた自身が衰えていきます。

やっかいな、
重い荷物がやってきたとき
私は「かかってこい」
と言って自身を励ましました。

確かに重い荷物です。
しかし、
持てない
背負えない
荷物ではないはずです。

あなた自身を信じて
向かっていきましょう。




* 3月 3日
お雛さま。

数日前からお雛さまを飾りました。

結婚してから母が私に持たせてくれた、
私のお雛さまです。
我が家は、息子二人なので、
3月の桃の節句には
いつも私のお雛さまを飾ってきました。


ここ数年いろいろな出来事があって、
お雛さまを飾っていなかったのですが。
思うところがあって・・・


やっぱり
お雛さまを飾るのは良いものですね。


私はこの3月で69歳になります。
お雛さまも69歳です。

私は、
このお雛さまに
守って頂いていたのだろうと思います。



* 3月 5日
赦し。

「インビクタス」という映画で
「赦しこそ恐れを取り除く
最強の武器なのだ」
という言葉を知りました。

私の人生を振り返って
「そうか、赦していこう」と
思いたちましたが、

なかなか
赦すところまで気持ちを
持っていく事ができず、
とうとう、
つまずいて
転んでしまいました。

赦すということは
本当に難しいことなのだと
思い知りました。

しかし、
「赦し」という言葉を
これからもずっと
持ち続けようと思いました。



* 3月 7日
漢字。

ブログを書いていて、
漢字にしようか、
ひらがなにしようか
よく迷います。

私はそんな時、
ひらがなを選ぶ事が多いいです。

しかしながら、
漢字は文字そのものに意味があり、
考えさせられる事がよくあります。

例えば
「赦す」とは
すでに行った行為の失敗を責めないこと。
「許す」とは
これから行う行為を認めること。

かなしいにも
「悲しい」
「哀しい」
「愛しい( かなしい )」
と表現の仕方が色々あります。

漢字と仲良くして、こまめに調べてみましょう。
知らなかった表現の漢字を見つける事ができます。

日本語には漢字があるから、
本も薄くて、
持ちやすくて、
携帯しやすいのです。

漢字は、成り立ちとかを考えていくと
とても面白いですよ。




* 3月11日
牡丹雪。

先日、
テレビでいっぱい雪が降っている
映像が流れていて、
それも大きな牡丹雪で、
すぐ目の前が見えないくらいでした。

雪は、
空気中の水蒸気が氷の結晶になったものです。
その結晶の多くは、美しい六角形をしています。


雪の研究家の中谷宇吉郎さんは、
この雪の結晶を
「天から送られた手紙」と呼んだそうです。


牡丹雪とは、いくつもの結晶がくっついた雪です。

高橋重信さんの俳句に、

まぼろしの しろき船ゆく 牡丹雪


いくつもの結晶がくっついた
大きな牡丹雪が音もなく降っていると
まるで大きな帆船が
ゆっくりと航行している感じになる事を
俳句であらわしています。


牡丹雪は、比較的気温の高い時に降るそうです。

春が待ち遠しい、私です。



* 3月13日
忘れる。

人が生きていくには
「忘れる」ということは
とても大切なことだと思います。
人との関わりもそうです。

疎遠になっていた人と、
何年かぶりに連絡を取って話をする。
懐かしい気持ちでいっぱいになる。

ふと、
どうして疎遠になっていたのかを
深く思いおこすと、
苦いものがこみ上げてくる事がある。

再び心の奥に蘇ってきた思いは、
胸の奥深くを重たくする。

あの時の苦さは、
やっぱり忘れられていないことに気づく。

いや、いや、
無かったことにして生きていくのも
有りなのではないかと・・・

ちょっと、大人になったかなぁ
いまさら・・・



* 3月15日
知らんぷり。

「知らんぷり」をして生きていく。

過去の出来事に対して
「忘れたふり」をしていると、
いつの間にかその状態が定着して
「忘れたふり」が、
いつの間にか本当のことのように思えてくる。

パソコンが最適化するように
人の心も整理されていくのかも。

過去の出来事が、
心の隙間にチラチラと入ってくる中
今を、
この時を
無心に生きていく。

チラチラと入ってくる思いに対して
「知らんぷり」をする。

「忘れたふり」をして
「知らんぷり」をして
生きていくのも、ありですよね。




* 3月17日
確かなこと。

確かなことを言葉にしましょう。

「みんなが言っています」
「たくさんの人が困っています」
「たぶん、いけると思います」

この、
「みんなが」とは?
「たくさんの人」とは?
「たぶん」とは?

たまたま聞いた情報を、
雰囲気や感覚で言葉にするのは
誤解を招いたりします。

説得力があるように見せたり
よく知っているふりをしたり

アバウトのところで話をするのは
信頼度が下がってしまします。

「確かである」ことを確認して
あなたの言葉に替えて
伝えるようにしましょう。




* 3月19日
お墓参り。

春の彼岸でお墓参りをしてきました。

なかなか、いく事ができずにいたので
お墓参りができて
なにかほっとした気持ちになっています。

お墓の前で、
いつも見守ってもらっている事に感謝して、
現在の家族のあり方を報告して、
( あれも、これもと、長い間お話をしています )

お墓の前で
手を合わせるという事
頭を下げるという事

人が生きていく上で
お墓の前だけでなく
すべてことに関して
とても大切なことなのではないでしょうか?

感謝の気持ちを大切にするということは・・・



* 3月21日
線を引く。

自然消滅的に「なかったこと」にするのではなく、
きちんとあなたの気持ちに線を引きましょう。

何につけても始まりは大切です。
そして、
終わりはもっと大切です。

しかし、
人はなかなか
終わりをきちんとすることが難しいです。
どうしても 、逃げてしまいます。

それでは、次に進むことが難しい。
あなたの気持ちがついていきません。

どんなことがあっても
終わりをきちんとすると、
前に進むことができます。

終わりをきちんとするということは、
あなたの気持ちに線を引くということです。

あなたの気持ちに線を引くと、
新しいあなたを迎えることができます。

勇気を持って、
次に進むために
終わりをきちんとしましょう。



* 3月27日
友達。

この年になって新しい友達を
見つけるのは少し大変です。

そんな中、
私には
学生時代からの友達がいてくれます。

昨日、久しぶりに会ってきました。
そう、10年ぶりかな。
電話ではよく話していたのですが
コロナもあったりして会うのは本当に久しぶりでした。

まるで止まっていた時計が
ネジを巻かれて動き出した感じです。

彼女達は、
私が生きてきた歴史を知っていてるので、
一つ話をすると三つ先まで思ってくれます。

みんな、色々な時間を生きてきたのです。

そして、
これからも色々な時間を生きていき、
時々、
同じ時間を過ごしていけたらとつくづく思いました。

彼女達に、
ありがとう、
そして、
これからもよろしくです。



* 3月29日
煙突。

近くのお風呂屋さんが無くなりました。

解体の時に、
煙突だけが突っ立っていましたが、

昨日、その煙突が半分になっていました。

お湯を沸かすために、
お昼から煙突から煙が
いつも上がっていました。

煙が風向きによっては、
我が家にやってきます。
私はその臭いが、とても嫌でした。

窓から吹いてくる風に煙が混じっていて
とても、息が詰まるようで・・・

煙突がなくなり、
なんとなくほっとする反面、
時代が変わっていくのだなぁ・・・と

景色が変わるということは、
なんだかちょっと、寂しい気がします。





Many・Thanks
「スナップ写真とレンズ」は、こちらから

KUMISHASHIN
「組写真・作り方・考え方」は、こちらから

HAERUSHASHIN
「映える写真を撮影!」は、こちらから

photo poem
「写真からのポエム」は、こちらから

POEMWO
「ポエムに」は、こちらから

HeartStory
「ハートストーリー 」は、こちらから

day・day
「day・day ささやく」は、こちらから

Nahoko・Uehashi
「上橋菜穂子さんの本の心に残るページ」は、こちらから

Torishimakikou
「品田穣の鳥島紀行」56年前のアホウドリとの出会い は、こちらから

EHONWO
 「写真絵本 のら猫シロとたまちゃんと」は、こちらから

Pocket