Postcard ポエム「月のふね」2018年 3月

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京北からの帰り道 縹色 ( はなだいろ )の空に
今にも 落ちてしまいそうに 浮かんでいた四日月

月に出会うと ついシャッターを切ってしまう
「月に願いを・・・」と言う言葉が
心のどこかで 動くためだろうか

人は 胸の思いを空にたずね
人は 心の想いを月に願う

かつては あれほど自由にあっさり出来た事が
今は 色々な思いの中で 身動きが取れない
赤みがかった黄色に輝く 月のふねは
そんな想いを乗せて 縹色の空へ
消し去って くれるのかもしれない



2018年3月 Postcard ポエム
「月のふね」

この写真は、京都、嵐山高雄パークウェイの小倉山展望台より撮影しました。

三脚を持っていなかったのですが、いつもの事で、息を止めて、脇を絞めて、シャッターを押しました。

撮影した当初は、あまり気にしていなかったのですが、写真を見返すたびに
目に止まるようになり、試しにプリントしてみました。
すると、思っていたより月が綺麗に写っていたので、postcardに使いました。

ポエムを作っている時に、この月の写真を見ていると、「この空の色を和名では、何と表現するのだろうか?」と思ったのです。
この頃は、アナログだったので、青幻舎から出版されている
「色で巡る 日本と世界」くらしの色 春夏秋冬 
という本の103ページで、この縹色( はなだいろ )と言う色の名前を見つけました。

写真の空の色の和名、縹色( はなだいろ )を、ポエム の中で使いました。




▼ 下の写真は、月が昇ってきた方角の反対側です。

小倉山展望台は、まわりが見渡せるいいところです。

このポストカードを作っている頃は、本当に生きていくのが辛くて、「月のふね」に乗ると
私をいつも見守ってくれている、父方の祖母に会いに行けるのではないかと、
会いに行きたいと、いつも思っていました。

祖母は、私が生まれるずっと前、父が9歳の時に病気で亡くなっています。
父は、もう顔を覚えていないと言っていました。

祖母にあった事はないのですが、いつもそばにいてくれている気がして、
祖母だったら、私のため息が、泣き声に聞こえるのではないかと・・・・

私を抱きしめてくれるのではないかと・・・・


小椋佳さんの歌に「誰かに背負われて」という歌があります。

誰かに背負われて もう一度夢見たい
悲しい想い忘れ もう一度夢見たい
僕を背負う人は 永く生きた人だろう
僕のため息が 泣き声にひびくように


生きていくのが辛いこの頃はいつもこの歌を、抱きしめるようにして眠っていました。


あなたは、辛い時にどんな歌に助けてもらいましたか?




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