組写真・作り方・考え方 2015年 6月編 [ 2 ]「なごむ心」

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3枚の写真で組写真を作り
「ものがたり」を表現していく

▼ 下の組写真が、2015年6月に展示した「なごむ心」です。

なごむ心

彼女の構えている木刀は 逆刃刀
背負っている鞘にきれいにおさまります
年のかなりはなれた兄は 彼女が
アニメの主人公 緋村剣心が大好きなことを知り
主人公が使う刀をわざわざ別注で作ってもらい
彼女にプレゼントした

赤い忍者の衣装は お母さんの手作り
彼女はその衣装を着て 逆刃刀を とても得意げに構えてくれた
その様子から 彼女が家族の愛に包まれていると感じられた

日本語の五十音表が 現在の配列になった
理由づけとして有力なのは サンスクリット語
母音の「あいうえお」の配列が一致しているそうです
人類にとって もっとも大切な思いを表す言葉
愛 ( あい ) が五十音表の一番最初にある
これに気づいたとき 心が叫んだ
日本人ってすごい !

彼女のように 家族の愛に包まれ 育ちゆく子供たちが
ひとりでも多くなれば・・・
この日本で・・・ この地球で・・・





前回の続きです。
まず、一番上の柳の写真から説明していきます。
▼ 下の写真を見てください。

風に揺れる柳の枝

つまり、「風」です。

彼女の写真を生かすには、どんな写真がいいのか随分と迷いましたが、
やはり、時代劇に出てくる剣士を思い、「風を切る」になりました。

風を表すにはどのような写真がいいのか?
水面を渡る風がおこす「さざ波」も思っては見たのですが、
逆刃刀を持つ彼女には合わないのではと思い・・・
風に揺れる柳の枝にしました。

この写真は、4月のとても風の強い日に、新緑がとても綺麗な柳の枝が光を受けて風に揺れているところを見つけて30枚ほど、色々角度を変えて撮影しました。

どんな風が吹いた時が良いのか、どんなバックの時が良いのか、いろいろ考えながら、

ひたすら、風を、待ちました。

私は、カメラのモニターで確認しただけでは、なかなかベストショットなのかが分からないので、
いつも、右へ一歩、左へ一歩、そして、立ったりしゃがんだりしながら・・・
あらゆる角度からシャッターを押します。


⭐️ ここでちょっと
私は撮影の際、いつもセンターピント撮影します。スナップ写真が多いいせいでもあるのですが、
シャッターチャンスを逃さないためです。
「あっ!」と思った時に、逃さず、迷わず、シャッターを押すためです。
「ROW [ ロウ ]( 生 )」画像で撮影していれば、「どんなトリミングも怖くない」という勢いです。

* スナップ写真の撮影の仕方の参考に、ぜひ合わせてお読みください。 
Many・Thanks 「スナップ写真とレンズ」は、こちらから

SHASHIN・65
65歳からの写真の練習 3「スナップ写真 1 」は、こちらから

SHASHIN・65
65歳からの写真の練習 4「スナップ写真 2 」は、こちらから




私は、「ROW [ ロウ ]( 生 )」画像で、少し引き気味でたくさん撮影します。
それは、パソコンの画面でトリミングがしやすいためにです。



▼ 下の写真が実際に撮影した写真です。


風に揺れる柳の枝ばかりを見つめて、シャッターを切っていたのでお堀の水と石垣の、ベースラインが整っていませんでした。
まず、ベースラインを整えるために、水平をとりました。
水平なだけでピチッと引き締まって写真に見えると思います。このピチッと引き締まった感じが、逆刃刀を持つ彼女の心の想いにつながる気がしませんか。

次に、柳の木の幹を少しカットしてトリミングをしました。


⭐️ ベースラインを整えるとは、
頑丈な家を建てるには、しっかりした骨組みが必要です。写真にも骨組みがあります。
それが、ベースラインです。
ベースラインは写真の中にある「もっとも強い線」のことです。
ベースラインの水平垂直を整えると写真に安定感が出て見栄えが良くなります。

トリミングをする際には、水平垂直に気を配りましょう。


*ベースラインを整える参考に、ぜひ合わせてお読みください。
SHASHIN・65 「65歳からの写真の練習 7 ベースラインを整える」は、こちらから



*トリミングでお悩みの方、ぜひ参考に合わせて、お読みください。
KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年4月 足もと」は、こちらから

KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年5月 若者 」は、こちらから



* 私が使っている写真編集ソフトは「Lightroom」(ライトルーム) です。

Many・Thanks 「Lightroomのトリミングツールの使い方」はこちらです。




30枚の写真の中からこの写真にしたのは、手前の枝がボケ気味に写っていて
奥の光の当たっている枝にピントがあっているから、写真に奥行きが出ていると思ったからです。

今思うと、もう少し左側の柳の枝先を入れて撮影した方が良かった様に思います。


▼ 下の写真を見てください。

この柳の写真は、柳の枝全体に光が当っていますが、水面が入っていません。

▲ 上の写真を見てください。
組写真に使った写真です。
二枚の写真を見比べてみてください。

組写真で使っている写真のように水面が入っている方が、
そして、
太い木の幹があるほうがドッシリ感があっていいと思いませんか?



次に、一番下の写真をを説明していきます。
▼ 下の写真を見てください。

この写真は、堀川恵比寿の射的の出店で撮影させていただきました。
パッと見た時に、お菓子の並べ方にセンスがあるなぁと思いました。若い20代前半の彼で、以前、少し写真をかじった事があるとか・・・


この写真で組もうと思ったのは、
一番上の写真の石垣の横の線と、射的の棚の横の線が合うのと、彼女の忍者の衣装の赤い色と色合いが同じ赤い色だったからです。
そして、
この棚を見ていると、整然と並んでいる感じがして、彼女が逆刃刀を構えている時の気持ちに、通じるところがあると思いました。

また、彼女の内に隠れている、可愛い少女の気持ちをも表していると思いませんか?


この組写真の「ものがたり」は
「緋村剣心が大好きな彼女が、家族の愛に包まれ、心に秘めた思いを胸に、逆刃刀を構え柳の枝に吹く、風を切る。そんな強気持ちと同時に、可愛い少女の気持ちを持っている」になりました。


写真から伝わってくるもの、感じるものを大切にして、組写真を組んでいきましょう。



前回の、
組写真2015年 6月「なごむ心」の説明 は下のところから、
KUMISHASHIN
「組写真・作り方・考え方 2015年 6月編 [ 1 ] なごむ心 」は、こちらから



KUMISHASHIN
 「組写真・作り方・考え方 2015年7月編 [ 1 ] 豊かな 」は、こちらから

KUMISHASHIN
 「組写真・作り方・考え方 2015年 5月編 [ 1 ] 見つめて 見つめられて」 は、こちらから

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「にわか雨を」は、こちらから






Many・Thanks 「スナップ写真とレンズ」は、こちらから

KUMISHASHIN 「組写真・作り方・考え方」は、こちらから

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