組写真・作り方・考え方 2016年12月編 [ 2 ]「輝きを」

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3枚の写真で、組写真を作り
「ものがたり」を表現していく

▼ 下の組写真が、2016年12月に展示した「輝きを」です。

輝きを

この3枚の写真は すべて直島(香川県)で撮影しました
日が沈み 月が輝きはじめる 人の心に灯がともる

今年出会った色々な事柄が 私を育ててくれました
自分が今いるまわりの風景から
ごく自然に自分が何処に居るのかを感じ取り
当たり前のように生きてきました
しかし 暗闇の中に溶けたまわりの風景と 自分
当たり前と思っていた世界が
ゆっくりと闇に覆われていく時

真の静けさが心の中に広がりはじめる

そこから 見えてくるものを大切にし
心が求める輝きを いくつになっても
追いつづけていたいと思いました

今年一年 応援して頂きまして
本当に ありがとうございました





前回の続きで、右上の満月の月の写真を説明していきます。
▼ 下の写真を見てください。

この月の写真は、2011年11月11日、夜の8時半に撮影しました。三脚なしの手持ちです。そのわりには綺麗に撮影された満月の月です。うさぎさんが写っているのが、ラッキーです。

アルコールランプの写真、沈みゆく太陽の写真、そして、満月の月の写真。
陽がしずみ、夜空には満月が昇り、人々の心にランプの灯がともる。


▼ 下の写真が実際に撮影した写真です。

アルコールランプの写真、夕日の写真、ともに縦位置なので、この満月の月の写真も縦位置でトリミングをすることにしました。

▼ まず、下の図を見てください。

*黄金分割の図です。
縦線と横線との交差するところに中心となるものがくるようにしてトリミングをするとバランスがいいとされている図です。この図を参考にしてみました。

今回の満月の月の写真の場合は、図の◯(マル)のところに満月がくるようにトリミングをしました。
日の丸写真が、いい感じになりましたよね。



⭐️ ここでちょっと
私は撮影の際、いつもセンターピント撮影します。スナップ写真が多いいせいでもあるのですが、
シャッターチャンスを逃さないためです。
「あっ!」と思った時に、逃さず、迷わず、シャッターを押すためです。
「ROW [ ロウ ]( 生 )」画像で撮影していれば、「どんなトリミングも怖くない」という勢いです。


*スナップ写真の撮影の仕方の参考に、ぜひ、合わせてお読みください。 
Many・Thanks 「スナップ写真とレンズ」は、こちらから

SHASHIN・65
65歳からの写真を楽しむ練習 3「スナップ写真 1」は、こちらから

SHASHIN・65
65歳からの写真を楽しむ練習 4「スナップ写真 2」は、こちらから



私が使っている写真編集ソフトは「Lightroom」(ライトルーム) です。

Many・Thanks 「Lightroomのトリミングツールの使い方」は、こちらです。


*トリミングでお悩みの方、ぜひ参考に合わせてお読みください。
KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年4月 足もと」は、こちらから

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「組写真・トリミング・考え方 2013年5月 若者 」は、こちらから

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「組写真・トリミング・考え方 2013年7月 通りすがり 」は、こちらから

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「組写真・トリミング・考え方 2013年9月 白の時 」は、こちらから

KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年11月 いちょうの葉 」は、こちらから





薬師如来の脇侍としての、日光菩薩、月光菩薩。
いかなるときも全ての人々を照らし、薬師如来とともに救いの手を差し伸べてくれる存在です。
昔から、人は、太陽を見て神を思い、月を見て神を感じていた。
今でも、太陽を見て、月を見て、人は手をあわせる。
そこに、人の力をこえた何かを感じるからではないだろうか。



最後に、組写真全体について説明していきます。
もう一度、
▼ 下の2016年12月に展示した組写真「輝きを」を見てください。

この組写真の「ものがたり」は、
「陽がしずみ、月が昇ってくるまでの暗闇の中でありながらも、心が求める輝きを心にともし続け、追い続けることの大切さを忘れないでいたい」です。


人は、自分の周りの風景から、ごく自然に自分がどこにいるのかを感じ取って、安心して生きている。
「分かる」事実・内容・意味がはっきりとらえられるようになること。
なぜ、「分かる」なのか?
自分も周りもすべてが闇の中に溶けて一体となり区別がつかなくなった時、自分の顔が向いている方向すら定かではなくなっていく。
そんなすべてが分かっている世界が、ゆっくりと消え去っていく時、人智をこえた世界が静かに現れてくる。
その時、本当に小さな影にしかすぎない自分を見つける。
そして、
光もまたすべてを風景の中に溶かしてしまうことがあることを知る。

自身の周りの景色が変わっていくことで、はっきりしていなかったことに区別がついて分かっていく。

人間関係のつながり、生きている自身の身の在りどころを、鮮明にとらえることができ分かるようになる。


さぁ、ここからだ!
心が求める輝きを、いくつになっても、追いつづけて行こう!




前回の、組写真2016年12月編[ 1 ]「輝きを」の説明は、
KUMISHASHIN
「組写真・作り方・考え方 2016年12月編 [ 1 ] 輝きを 」は、こちらから




KUMISHASHIN 「組写真・作り方・考え方」は、こちらから

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