組写真・作り方・考え方 2015年 9月編 [ 1 ]「触れ合う」

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3枚の写真で、組写真を作り
「ものがたり」を表現していく

▼ 2015年9月に展示した組写真「触れ合う」について説明していきます。

触れ合う

部屋に飾られている 一枚の白黒の写真がある
私 9歳 祖父 68歳ぐらいかな
手をつないでいる

人間の体で唯一「触れる」ことのできる 手
ある本によると
触れる手により 触れられたものとの間に
共鳴と交換の音楽のアンサンブルを生み出す とある

子供と手をつなぎ 何かを感じあい
子供の笑顔で 救われる大人の心
次の世代に 触れ合う意味を
触れ合う心を 伝えることができたら

白黒の写真の私は 何がおかしかったのか
覚えていないが 笑いころげている
しかし つないだ祖父の手の ゴツゴツした感触は
今も 私の左手の中に残っている







まず初めに、真ん中の写真から説明していきます。
▼ 下の写真を見てください。

彼とは、大阪城公園東外堀の、一番南側にあるベンチのところで出会いました。

今から5年前の話です。
おじいちゃんとベンチの上で何かを見ている姿が目に止まったので、声をかけて撮影させていただきました。
その時、何と、iPadで簡単なゲームをしていました。その頃、iPadで遊んでいるのはとても珍しくて・・・
僕ちゃんは、初めは良かったのですが、だんだん恥ずかしくなってきて、なかなかカメラを見てくれなくなってしまいました。

黒目が大きくて、とても可愛い僕ちゃんでしょ。

この僕ちゃんの笑顔で、組写真を組んでみたいと、
「この子の未来と、そばにいるおじいちゃんとの触れ合いが組写真で表現できたら」と思い
この僕ちゃんの笑顔の写真を初めに決めました。



▼ 下の写真を見てください。

この写真が実際に撮影した写真です。

写真の上側と右側をトリミングでカットして、露光をかなり上げて、顔の表情の明るさを出しています。
人物の頭の上側の髪の毛あたりでトリミングしたのは、NHKのドラマでを見ているといつも人物のアップのシーンでは、頭の上側がカットされていたからです。
顔がグッと近くなると思い、私もそうしてみました。

私が使っている写真編集ソフトは「Lightroom」(ライトルーム) です。

「Lightroomのトリミングツールの使い方」はこちらです。

*トリミングでお悩みの方は、ぜひ参考に合わせてお読みください。
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「組写真・トリミング・考え方 2013年4月 足もと」は、こちらから

KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年5月 若者 」は、こちらから


そして、
レタッチは、露光をかなりあげた分、写真が少しぼやけて来るので、コントラストを上げました。


▲ 上の写真も、その時撮影した1枚です。


子供の写真は、思った時にどれだけシャッターを切れるかだと思います。

ちなみに、私は、連写はしないタイプです。





▼ 次回は、一番上の写真と一番下の写真、


そして、組写真全体の「ものがたり」について説明していきます。




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「組写真・作り方・考え方 2015年8月編 [1]」は、こちらから

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「組写真・作り方・考え方 2015年7月編[1]」は、こちらから

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