イメージ写真からの
はがきサイズのポエム
「 にわか雨を 」
高速道路で渋滞につかまった
のろのろと動く車に
透明な雫が空からやって来た
突然の雨にはじゃぎ回った 子供の頃
ざんざか降る雨に 冷やされることのない心
あれほど 仲良しだった雨が
今は ちょっと苦手
フロントガラスで きらきら輝き
いつもの空気が 透きとおる
もう一人の私を運んで来た
突然のにわか雨
写真からのポエム 2018年6月
「にわか雨を」
お盆に、主人の実家の京都に帰る時、第二京阪で渋滞になってしまった。
その時、急に雨が降り出したので、
フロントガラスに落ちてくる雨粒にピントを合わせてシャッターを切った。
何枚か撮影しているのですが、この写真が車とテールランプのボケ加減
の色合いが良かったので・・・
この写真を見た何人かの人に、「これは、何を撮影しているの?」と
聞かれました。
その時、
名取洋之介さんの「組写真の作り方」の本で
写真を見る人に「それは、何なのかと疑問を持たせる」事が良いと書かれて
いた事を思い出して、
「やった❗️」と
にわか雨とは、
「にわかに降る雨」降り終わらないとわからない雨で、
「急に降ってすぐにやむ」と言う完結を伴う一連の現象を表している
言葉なのです。
だから、にわか雨は、「降る」とは言わず、「ある」と表現するそうです。
にわか雨の言葉の中にはすでに、「降る」と言う言葉の意味が
含まれているそうです。
不思議な言葉ですね ❗️
▲ こんな感じです。
この2018年6月の写真からのポエムを考えている時に、Google検索で「ざんざか」の言葉を見つけてどうしてもポエムの中に表現したいと思いました。
「ざんざか降る雨に 冷やされることのない心」 のフレーズになりました。
先日、
「まど・みちお」さんの詩集を読んでいて見つけました。
「ざんざか」を
水は うたいます
水は うたいます
川を はしりながら
海になる日の びょうびょうを
海だった日の びょうびょうを
雲になる日の ゆうゆうを
雲だった日の ゆうゆうを
雨になる日の ざんざかを
雨だった日の ざんざかを
・・・・・・・
まだ続くのですが、この詩「水は うたいます」に出逢い何故かとても嬉しかった。
私の大好きな「まど・みちお」さんの心に、ちょっと触れた気がして・・・・。
水の雫は 空からの贈り物
それを 人は「雨」と言う
突然の にわか雨に 空気が変わる
キラキラと、時間が輝きはじめる
心が子供の頃に 引き戻される
ちょっと タイムスリップ
雨に冷やされる事のない やわらかい心
楽しかった❗️
大人になり雨の日が好きではなくなった
あの頃のように、雨と遊ぼうか
そしたら
雨が ピカピカの 新しい心を連れて
私のところに 運んで来てくれるかもしれない
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