あなたは右利き、それとも左利き?

Pocket

靴を履くとき
右からですか?
左からですか?


皆さんは、右利きですか?左利きですか?

私は、右利きです。

私の幼い頃は、左利きというのがあまり良く思われていませんでした。

だからだと思うのですが、私は、お箸も、ハサミも物心ついた頃には右手で使っていました。

ところが、下の息子が幼い時、いつもおもちゃを左手に持っていたので、私はいつも右手に持ち替えさせていました。左利きだと、生きていきにくいと思ったからです。

今のように、左利きようの、包丁、ハサミ、カッターナイフ、定規、などが簡単に買い求めることができづらい時代でしたから。

ある時、下の息子が小学校高学年の頃「俺、左利きだったら、野球で3番バッターになっていたかもしれない・・・」と言われました。

野球の大好きな息子だったのです。

今の時代、左利きでも良かったにかもしれないと思い直している私。

孫が、左手におもちゃを持っていても右手に持ち替えさせることもなく、平気でみていられる私がいます。

時代の移り変わりというものは、人の意識までも変えていくのですね。

そういえば、

私が高校生の時に生物の先生が授業で質問されたことをなぜかよく覚えています。

生物の先生は、私たちに、

「皆さんは、スカートを履く時に、右足から履きますか?それとも、左足から履きますか?」と聞かれました。

というのは、

右足からスカートに足を入れるのか、左足からスカートに足を入れるのかには、遺伝的な要素が多く含まれているからだそうです。

そうか、下の息子が左手が得意なのは、遺伝的なところがあるのではないかと考えて、いろいろ思い起こしてみました。

私の母は、純粋の右利きのようでした。というのは、一度母に、「そんな時は、左手ですればいいじゃん」というと、母は、「左手は、何の役にも立たない」と答えが返ってたきたのを覚えています。

また、私の父は、世間的には、つまりお箸を持ったり、ハサミを使ったりするのは、右手を使っていましたが、ホウキを持ったり、ハンマーを使ったりするときは、左利きのような話を母がしていたのを思い出しました。

そうか、隔世遺伝なのか。

そう思ってよくよく考えてみると、私は、タオルを絞る時は、左手が上にきます、そして、手を組む時も左手の親指が上にきます。また、一度、右の手首が痛くて、左手で、ボーリングをしたとき、あまり違和感を感じずにボールを投げることができたのを思い出しました。

私は、どこかで、父の遺伝子を引き継いでいるのかもしれないと。まあ、親子だから当たり前ではないか・・・。

そうそう、だから、下の息子が、左手が得意なのかもしれないという思いに至った。

それから、

先日から、村上春樹さんの文庫本「村上ラヂオ 2 」を読ませていただいています。

その「村上ラジオ 2 」の本の中に「右か左か」という項目があって、ちょっと興味深く読ませていただきました。

その「右か左か」の項目の中で、村上春樹さんは、

「右と左というのは不思議なもので、僕は靴下を履くときはいつも左側から履くけど、靴を履くときは右側から履く。ズボンは右側から足を通す。どうしてかはわからないけれど、昔からそう決まっている。逆にやろうとするとかなり違和感を覚える。」

と書かれていました。

え~と、靴下を履くとき、靴を履くとき、それから、ズボンに足を通すとき、と、改めて自分を観察してみると、

村上春樹さんと全く一緒であることを発見してしまいました。

なぜか、とても嬉しくて、

思わず、ガッツポーズをしてしまった、私です。

こんなふうに、ブログで文字を追いかけている私が、まがりなりにも文章を書いている私が、少しでも、村上春樹さんにあやかることができたなら・・・・

などと、あり得ない思いを膨らませているのです。

「ヤッホー~」

皆さんも一度、右、または左、確かめてみてはいかがですか?






Many・Thanks 「スナップ写真とレンズ」は、こちらから

KUMISHASHIN 「組写真・作り方・考え方」は、こちらから

HAERUSHASHIN 「映える写真を撮影!」は、こちらから

Postcard Poem 「Postcard ポエム」は、こちらから

POEMWO 「ポエムに」は、こちらから

HeartStory 「ハートストーリー 」は、こちらから

day・day 「day・day ささやく」は、こちらから

Nahoko・Uehashi 「上橋菜穂子さんの本の心に残るページ」は、こちらから

Torishimakikou 「品田穣の鳥島紀行」56年前のアホウドリとの出会い は、こちらから

EHONWO 「写真絵本 のら猫シロとたまちゃんと」は、こちらから

Pocket