3枚の写真で、組写真を組み
「ものがたり」を表現する
2015年1月に展示した組写真「寿」の続きです。
▼ 下の組写真が、2015年 1月に展示した「寿」です。
寿
2015年 新しい年がはじまりました
私 今年3月に60歳になります
最近つくづく思った事があります
自身の心もよう 伝えた言葉
また 日ごろの行いすべてが
自らに還ってくる そして 自らの人生が
綴られて行くのだなぁ と
志を立て 誠意とまごころを込めて
組写真を「ものがたり」を 創って行きます
昨年同様 応援よろしくお願いいたします
今年から 皆様が写真を見られて
また「ものがたり」を読まれて 思われた事
感じられた事を 下記のメールアドレスへ
お聞かせくださいませ
前回、2015年1月編 [ 1 ] 「寿」の続きです。
今回は、真ん中の写真の説明と組写真全体の説明をしていきます。
▼ 下の写真を見てください。
この組写真の真ん中の写真は、息子の結婚式の時の写真です。
2人が社殿に上がっていったあと、入口のところに残されていた雪駄と草履です。
下の石の色と雪駄と草履の色との対比が綺麗だったので、シャッターを切りました。
今この写真を見ていると、もう少し、左右に余裕があるように撮影すればよかったと思います。
この2015年 1月の組写真の真ん中の写真は、最初、緑の木々の写真とか、桜の写真とかと、考えていました。
しかし、
色彩的にはいいように思えたのですが、そうなると、3枚とも風景写真の組写真になってしまい、
自然の写真が3枚、つまり、「遠い写真」が3枚になった組写真になってしまうと、何か面白くなくて・・・
風景写真3枚で組まれた組写真になってしまうと、
「ものがたり」が伝わってこない気がしてしましました。
私の気持ちてきには、真ん中の写真は「近い写真」で組写真を組みたいと思いました。
そこで、
今までに撮影した写真を思い起こして浮かんできたのが、この、雪駄と草履の写真です。
風景写真の真ん中に、人の手で作られたものが入る事によって、
つまり「近い写真」が真ん中に来ることによって
3枚の組写真がしまって見えて、また、「ものがたり」が自然と感じられ、伝わってくるように思えました。
この真ん中の、雪駄と草履の写真、本当に上下左右に余白が欲しいですよね !
* 私が使っている写真編集ソフトは「Lightroom」(ライトルーム) です。
* Many・Thanks
「Lightroomのトリミングツールの使い方」は、こちらです。
*トリミングでお悩みの方、ぜひ、参考に合わせてお読みください。
KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年4月 足もと」は、こちらから
KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年5月 若者 」は、こちらから
次に、2015年 1月「寿」の組写真全体の説明をしていきます。
もう一度、
▼ 下の「寿」の組写真を見てください。
展示した際の、見た人の目線の動きについて説明していきます。
まず、
組写真の一番上の「波の写真」は、上から下に向かって撮影しています。
次に、
組写真の一番下の「空の写真」は、下から上に向かって撮影しています。
だから、あえて、
「空の写真」を下にして組み、視線が上に行くように
そして、
「波の写真」を上にして組み、視線が下に行くように
と思って組写真を組みました。
こうすることによって、この組写真の目線の動きは、
自然と、真ん中の写真「雪駄と草履」の写真に、導かれていると思います。
「遠い写真」に挟まれるように「近い写真」が真ん中にある事、
これによって、組写真全体に緊張感が出て、引きしまって見えるようになりました。
⭐️ ここでちょっと
「遠い写真」とは、遠くを撮影した写真のことで、広がる風景写真などのことを言います。
そして、
「近い写真」とは、近くを撮影した写真のことで、撮影したもの( 例えば、花とか、猫とか ) との距離が短い写真のことです。
この組写真「寿」の「ものがたり」は、
これから、二人で一緒に荒波を超えて人生を歩んで行き、
どんなに、つらい事があっても、明日は必ずやって来る。
そんなふうに思って、共に生きて行ってほしいと言う願いを込めて、
この組写真をくみました。
前回の、
組写真 2015年 1月 「寿」の説明は下のところから、
KUMISHASHIN
「組写真・作り方・考え方 2015年1月編[ 1 ] 寿 」は、こちらから
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「組写真・作り方・考え方 2015年2月編[ 1 ] 夢 」は、こちらから
Many・Thanks
「スナップ写真とレンズ」は、こちらから
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「組写真・作り方・考え方」は、こちらから
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「映える写真を撮影!」は、こちらから
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「写真からのポエム」は、こちらから
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「ポエムに」は、こちらから
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「品田穣の鳥島紀行」56年前のアホウドリとの出会い は、こちらから
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「写真絵本 のら猫シロとたまちゃんと」は、こちらから