day・day ささやく 2023年 11月

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暮らしの日々から 気持ちのありかた

*11月 1日
向き合って。

周りで起こっている出来事に、
どう向き合っていくかで、
自分の中に入ってくることが違ってきます。

まっすぐ向き合っているのか、
斜めから向き合っているのか、
はたまた、
後ろから向き合っているのか。

自分の心の持ちようで
どんな向き合い方もできます。

しかし、
相手のことを心から思うのであれば、
ちゃんと、
まっすぐ、正面からしっかりと、
向き合ってあげましょう。

あなたが、どう向き合っているのかは、
必ず相手に伝わるものです。

話を聞く時は、心を向けて、
ちゃんと、
相手の目を見るようにしましょう。



*11月 3日
求めない。

ひとはなにも求めないなんてありえない。
ひとはいつも、求めている。
いつも求めてやまぬ存在だ。

ひとには
他人に求めるときと
自分に求めるときがある。

( 中略 )

いまの君は、
体と頭のどちらの求めに
より多く従っているか。
体よりも頭が威張っていて
よけいに求めすぎていないか ——

( 中略 )

できれば野原にあおむけにねころぶ。
できれば海に大の字に浮いてみる。
目は
浮き雲の動きを写すだけ、
耳は
ただ音を受け入れるだけ、
口は
息の出入りに任せている。

すると君は体が
命のまま生きていると知る ——
求めないで放っておいても
体はゆったり生きていると知る。


● 加島 祥造 ( かじま しょうぞう ) さんの
「求めない」という本の一節です。



*11月 5日
求めない。パート2

一切なにも求めるな、
と言うんじゃあないんだ
どうしようか、
と迷ったとき
求めない —— と
言ってみるといい。
すると
気が楽になるのさ。

求めない ——
すると
静かだ。

そうなんだ
騒がしい頭意識の水面の下には
静寂で美しい世界があるんだ。


● 加島 祥造 ( かじま しょうぞう ) さんの
「求めない」という本の一節です。



*11月 7日
向き合って。パート 2

11月 1日の記事で、
相手のことを心から思うのであれば、
ちゃんと、
まっすぐ、正面からしっかりと、
向き合ってあげましょう。

そして、
話を聞く時は、心を向けて、
ちゃんと、
相手の目を見るようにしましょう。

と、書きました。
あれから、
色々と言葉が頭をよぎることが多くて、

話をしている相手の人は、
きっと、
助言や忠告を求めているのではなく、
話をしながら、
思いを言葉に変えて
自分の気持ちを確かめて、
いるのでは・・・?

だから、
温かみのある相づちを、
求めているのではないでしょうか?

あまりむづかしく考えないで、
やさしい笑顔で、耳をかたむけてみては・・・



*11月11日
父の命日。

父が亡くなり十七年が過ぎて行きました。

もう、十七年になるのかと思い気持ちと、
まだ、十七年しか過ぎていないのか・・・
父が亡くなった時
私は、幾つだったのだろうか・・・と

どうしてかわからないが、
今までとはまた違った色々な思いがよぎっていく。

父は、犬好きで、
犬に「ジョン」という名前をつけていたと、
アルバムを見ながら姉から聞いた。

70年も前に犬に「ジョン」という名をつけた父。
生前に、理由を聞いてみたかった。

私の中では、本を読むのが好きだった父は、
「ジョン万次郎」の本を読んだからかな・・・

今となっては、全て憶測の域を出ない。

あなたは、お父さんとお話をしていますか?

あなたが幼かった時の話を、
ぜひ聞いておいてください。

私は、聞いておけばよかったなぁ・・・
と思うことが、いっぱいあります。



*11月13日
息子がくれた「ガジュマル」

二年前のクリスマスに、
息子が、挿木した小さなガジュマルを、
持ってきてくれた。

この頃、小さな鉢植えを買おうか・・・
と、いつも思っていた。
そんな頃の出来事なので、
本当に、嬉しくって・・・・

とうとう、
ガジュマルに名前をつけてしまった。
「空」( そら )です。

小さなガジュマルを
じっと見つめていて、
心に浮かんできた言葉が
「空」だったのです。

「空」おはよう!
「空」おやすみ!

と、会話をしています。

名前をつけたとたん、
命が宿り
私にとって
かけがえのない
ガジュマルの木になりました。



*11月15日
一歩ずつ。

何かを学んでいくときは、
踏みしめるように、
一歩ずつ進みましょう。

簡単だからと言って、
面倒だと思って、
飛び越えていくと
少し進んだあとから
あなたにツケが返ってきます。

焦らず我慢して
はしょりたくなる心をたしなめて
一歩ずつ進んでいきましょう。

すると
いつしか
確かなものが
あなたの身につきます。



*11月19日
意地ではなく言葉で。

家族でも、友人でも、
付き合いの中で何かを決めるとき
意見がわかれることがあります。

そんな時、
冷静なつもりでいても、
意地をはってしまい、
自分の意見を
押し通そうとしていませんか。

自分に対してはる意地は
ある意味ありかもしれませんが、
相手に対してはる意地は
駄々をこねているのと同じことになります。

ちゃんと、
言葉で説明して理解してもらいましょう。

言葉で説明できないのであれば、
自分自身もよくわかっていないのです。

自分がなぜこうしたいのか、
自分自身の中で、
もう一度よく考えて
言葉を探してみましょう



*11月21日
アゲハ蝶。

散歩の途中で、
葉っぱのなくなった
柑橘系の鉢植えを見つけた。

よくよく見ると
アゲハ蝶の黒い幼虫と緑の幼虫がいた。
大通り沿いの事務所の前で。

よくもまぁこんな所で、
と思いながら通るたびに見ていた。

昨日、
葉っぱのなくなった鉢植えに、
サナギの抜け殻を 2つも見つけた。

アゲハ蝶になり、
飛び立ったのだと思うと、
ちょっと温かい気持ちになった。

歩いているから見つけることができたが、
自転車に乗っていたらとうてい
見つけることはできなかったでしょう。

こんな都会の真ん中で・・・
小さな命が息づいている。

あなたも散歩の途中で
ちょっと心温まる出来事を
見つけてはいかがですか?



*11月23日
人知れず。

人知れずおこなっていることは、
あなたを強くしていきます。

例えば、
英会話、ピアノ、スイミング、
フィットネス、ヨガ、太極拳、
ガーデニング、ロッククライミング、
油絵、書道、茶道・・・

などなど。

よく、誰かに話すことによって、
続けられると言ったりしますが、
私は、ちょっと違う気がします。

内緒で、
自分との約束を守り、
続けていくことが、
自分の自信になっていきます。

そして、
あなたを強くしていきます。

さぁ、
人知れず、
意を決して、
始めてみましょう。



*11月27日
思いをかける。

人を思うという事は、
べったりと付き合うということではなく、
ある程度の距離を置きながらも、
人に寄り添い、思いをかけることです。

「大丈夫?」
「いつでも、話をきくよ」

と、心を働かせて声をかけてみましょう。

これだけ色々な事が
発達した世の中だからこそ、
心がとても大切だと思います。

人に思いをかけてあげましょう。




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