暮らしの日々から 気持ちのありかた
*10月 1日
気づき。
ふとした時に、
聞こえてくる声がある。
その声は、
ふんわりと空気中をまう羽のようなもの。
あっという間に、
くるりと方向を変えてさまよい、
どこへ行ったのか見失ってしまう。
頭に浮かんだ気づきを、
見失ってしまわぬうちに、
文字にして、
紙に書き留めておきましょう。
紙に書き留めることによって、
目に見える状態になる。
すると、
次に、
どう考えれば、
どう動けば良いのかが、
ハッキリ見えてきます。
頭に浮かんだ気づきを、
文字にして、
心に刻んでおきましょう。
刻んだ文字は、
いつの日か、
あなたを助けてくれるでしょう。
*10月 3日
バッタ。
ベランダのアジアンタムの葉っぱの上に、
一匹のバッタを見つけました。
「こんなところまで来ちゃったんだ。
おうちにお帰り」
と言って、
やさしく捕まえようとしたら、
私の手からスルリと逃げていき、
見つけることができませんでした。
「まぁ、いっか・・・」
次の日、
ベランダのオリーブの葉っぱが、
食べられているのを見つけました。
それも、
新芽が食べられて、
ふにゃ〜としているのです。
どうしてだ・・・と思った瞬間、
オリーブの葉っぱの上に、
得意げな顔をしているいるバッタを発見。
昨日のバッタです。
心なしか、大きくなっている気がした。
今度は、両手でしっかり捕まえて、
ベランダの前の芝生に離してやりました。
息子たちが小さい頃、
芝生にいっぱいいたバッタを思い出して、
今もいるんだと、
なんだかホッとした私です。
*10月 5日
おしゃべり。
美容室に行ってきました。
髪を切り終わる頃に、
美容室に商品を納品されている方が来られて、
じっと私の髪を見つめていることに気づき、
なぜかなぁ・・・と思っていました。
すると、
美容室の奥さんが、
「森口さんのカラーマニキュアを納品されている方です」
と教えて下さった。
私は、振り向いて商品を納品されている方に、
「緑のカラーマニキュアで染めた髪を、
みんなが、いい色だと言ってくれるのです」と伝えて
「いい色をありがとうございます」
などなど、いろいろおしゃべりをしました。
しかし、
美容室を出て一人で歩きはじめた頃には、
しまった!
また余計なことをしやべってしまった・・・もう・・・と
後悔の気持ちで心の中がいっぱいでした。
もう、おしゃべりなんだから・・・
などなど・・・
そんなことを思いながらの帰り道、
橋の上まで来て、川風に吹かれた時、
ひらき直って、
「覆水盆に返らず」
の言葉を思い出して、
川風に後悔の気持ちを、
どこかに持っていてもらいました。
*10月 7日
次の。
グログを書いていて思うのですが、
続けていくということが、
とても大切に思います。
続けるためには、
今の記事を書きながら、
並行して、
常に次の新しい記事についての、
アイデアを考えていることが、
とても重要になってきます。
そのためには、
アイデアが浮かんだ時、
書き留めておきましょう。
アイデアというものは、
すぐにどこかにかき消されてしまいます。
そんなことのないように、
アイデアを、
文字にしておきましょう。
すると、
今の記事が終わった時、
すぐに、
次の記事に考えをシフトすることができ、
時間のラグを防ぐことができます。
*10月 9日
日傘。
日傘は、
陽の指してくる方向に向けて指します。
しかし、
雨傘は、
雨と風の吹く方向に向けて指します。
風と雨の方向が一緒だからです。
しかし、
風と陽の指す方向は違います。
だから、
日傘をさすのは、
風のある日は、
ちょっと難しいです。
風のある日に、
日傘をさしていると、
メリーポピンズの映画のように、
空を飛びそうになってしまいます。
今まで、
こんなふうに考えたことがなかったが、
この夏、
歩くということにこだわって、
日傘をさして歩き続けた結果、
たどりついた思いです。
*10月13日
オリエンタルリリー。
父の法事のために、
オリエンタルリリーの花を、
買ってきました。
と言うのは、
父の葬儀の際、
オリエンタルリリーの香りが、
葬儀の間ずっと会場に漂っていたのです。
だから、
オリエンタルリリーの香りで、
父を迎えようと思ったのです。
しかし、
オリエンタルリリーの香りは、
父の葬儀のことを思いおこし、
私はちょっと、
哀しい気持ちになってしまいました。
もう、17年も前のことなのに、
香りというものは、
あっという間に、
17年の年月を超えて、
私を葬儀の場に連れて行ってしまいました。
人の記憶の中の香りというものは、
いつまでも、
消えにくいものなのですね。
*10月15日
父の法事。
和尚さんが父の17回忌の法要の際、
お焼香をする時、
親指と人差し指と中指の3本の指で、
抹香( まっこう )を軽くつまんで、
額のところまで持っていき、
軽く頭を下げる。
そして、
その時に、
「私は、お陰様で◯◯歳になり、元気に過ごしています」と、
心の中で思ってください、
と教えてくださり、
また、
ご先祖様のことを思い、
御供物を供えてあげる。
声に出して、亡くなられた方の思い出話をしてあげる。
それから、
日頃から、小さな良い行いを続けていくこと。
でも、
その良い行いの見返りを求めてはいけない。
とも、教えていただきました。
私の残りの人生を、
生きていく上での、
指標にしようと思いました。
*10月17日
嘘。
慶應義塾大学創設者であり、
「学問のすすめ」というほんを書かれている、
福澤諭吉さんが、
「心訓」( こころのおしえ )の中で、
「世の中で、一番悲しいことは、嘘をつくことです」
と書かれています。
自分のために、一つ嘘をつくと、
その嘘を守るために、
三つ、四つ、嘘を重ねなければ、
一番最初の嘘を守ることができなくなります。
よく言う「嘘の上塗り」です。
しかし、
日本には、「嘘も方便」と言うことわざがあります。
「大きな善行の前では、嘘も認められる」
と言うことだそうです。
私は、
「他の人の為を思った嘘は許される」
と言う意味ではないかと思っています。
他の人の為に、
その人の心が少しでも安らぐのであれば、
嘘も良いのではないかと・・・
しかしながら、
やっぱり嘘はつかずに、
生きていたいものです。
*10月23日
諦める。
私は今まで、
理解してもらえない人にも、
誠意を尽くして、
理解してもらおうと、
一生懸命に言葉を尽くして、
話をしてきた。
自分の意見を通すのではなく、
その時の心情を、理解して欲しくて
あの手、この手を使って話をしてきた。
しかしながら、
最近、受け止める側の、
性格にもよるのだという結論に至った。
そして、
理解してもらえない時は、
言葉を尽くして理解してもらうのを、
さっさと諦めることにした。
ちょっと、
寂しいが、
少し違和感は残るが、
ことわざにもあるように、
「諦めが肝心」
その通りだと思うようになった。
「諦める」とは、
何だか良い感じはしない人もいると思いますが、
「理解してもらえないところを、
明らかにして、芽を出す」
と考えてみてはいかがでしょうか・・・
ちょっと、
前を向いて歩き出せる気がしませんか?
*10月25日
遠い日のために。
今日一日を、
「やることリスト」を、
達成することは大切なことです。
それと同時に、
小さな種をまいておきましょう。
ふと、
気づいたこと、
思いついたことを、
今すぐかたちにできないこと、
役に立つかどうかわからないことを、
少しやっておきましょう。
遠い日の大きな稔りのために、
今日、種をまいておきましょう。
*10月31日
ラグビー。
ラグビーワールドカップが、
南アフリカの優勝で幕を閉じた。
決勝を録画して見た。
すごい戦いだった。
一点差で、南アフリカが、
ニージーランドに競り勝った。
決勝戦の私の注目は、
前回、
日本でのワールドカップで見かけた、
背番号 9番、スクラムハーフ、
小柄で金色の長い髪の、
南アフリカの
「フランソワ・デクラーク」選手です。
身長、172cmでありながら、
力強いタックルを決める。
私は、試合を見ながら、
ずっと、
背番号 9番を追いかけていました。
南アフリカのジャージ、
金色の髪の、
背番号 9番、
フランソワ・デクラーク選手を、
追いかけているだけでも、
ワールドカップの決勝戦を、
十分、楽しむことができました。
デグラーク選手、
楽しい時間を、ありがとう。
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