組写真・作り方・考え方 2015年10月編 [ 1 ]「心もよう」

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3枚の写真で組写真を作り
「ものがたり」を表現していく

▼ 2015年10月に展示した組写真「心もよう」について説明していきます。

心もよう

この うさぎさんと出会ったのは 大阪城です
若くて色白で 真っ赤な口紅 そして
色の濃いサングラスをかけて
まるで マリリン・モンローのような女性でした
ちょっと 話ができたらと思い
声をかけてみたのですが そっけなくって
うさぎさんの名前が 聞きたかったなぁ

月にうさぎがいると言われ 一生懸命探すが
見つけられなかった 小学生の頃
月夜に走っていると どこまでも月が追いかけてきた

上弦の月? いや 下弦の月?
学生の頃 流行っていた 拓郎の歌
「上弦の月だったっけ ひさしぶりだね 月見るなんて」
しばし 心は 学生時代にタイムスリップ
しげちゃん あつこさん まみさん しゅうざん
知り合ってから 42年
今も とても大切な友人です




まず、うさぎさんの写真から説明していきます。
▼ 下の写真を見てください。

大阪城公園に散歩に来ているところで出会いました。
写真の中の水色のバスケットに入っていました。

名前が知りたくて声をかけさせてもらったのですが、ダメでした。

通りすがりに6枚ほど追いかけて写真を撮らせてもらった中の一枚です。
この写真に決めたのは、うさぎさんの耳がわかるからです。

うさぎさんの顔ができるだけ、右上に来るようにしてトリミングをしました。
それでいて、うさぎさんが、主人公であることがぼやけないように、
他のものを全部少しずつカットしています。




⭐️ ここでちょっと

▼ 下の図を見てください。

この図は、よく言われている「黄金分割」の図です。
縦の線と横の線が交差したところに、写真の主人公を配置すると落ち着いた写真になると言われています。


戻ります

今から思うと、もう少し女性の腕を、ほんのちょっとカットした方が良かったと思いました。
すると、うさぎさんの顔がもう少し右によるので、上の「黄金分割」の図の ◯ のところにうさぎさんの顔が近づきます。そして、左のスペースがもう少し開くのでもっと写真に「抜け感」がでると思います。



私が使っている写真編集ソフトは「Lightroom」(ライトルーム) です。

Many・Thanks「Lightroomのトリミングツールの使い方」はこちらです。



あまりにもつぶらな瞳が可愛くて、このうさぎさんで
どうしても、組写真を組んでみたくなりました。



うさぎさんの写真と組むには・・・・
やっぱ、お月さまかなぁ・・・・と、思い


▼下の写真を見てください。

この写真にしました。

うさぎさんが、いますよね !

うさぎさんが見える写真を探しましたが、それがなかなか無くて・・・・
この写真は、我が家のベランダから撮影した写真です。
5月の夕方6時半すぎ、南東の空にのぼってきた月です。

今から思うと、黄金分割の基本図のように、トリミングを変えた方が良いように思います。



▼ 下の写真を見てください。

これくらいの方が、「空に浮かぶお月さま」の感じがしませんか?

これも、先ほどうさぎさんのトリミングの時に説明しました、「黄金分割」の法則に従っています。

▼ まず、下の図を見てください。

*黄金分割の図です。
縦線と横線との交差するところに中心となるものがくるようにしてトリミングをするとバランスがいいとされている図です。この図を参考にしてみました。

今回のお月さまの写真の場合は、図の⭕️(マル)のところにお月さまがくるようにトリミングをしました。
いい感じになりましたよね。



⭐️ ここでちょっと

私は撮影の際、いつもセンターピントで撮影します。スナップ写真が多いせいでもあるのですが、
シャッターチャンスを逃さないためです。
「あっ!」と思った時に、逃さず、迷わず、シャッターを押すためです。
「ROW [ ロウ ]( 生 )」画像で撮影していれば、「どんなトリミングも怖くない」という勢いです。

*スナップ写真の撮影の仕方の参考に、ぜひ、合わせてお読みください。 
Many・Thanks 「スナップ写真とレンズ」は、こちらから

HAERUSHASHIN
映える写真を撮影! 3「スナップ写真の撮影について 1 」は、こちらから

HAERUSHASHIN
映える写真を撮影! 4「スナップ写真の撮影について 2 」は、こちらから


私が使っている写真編集ソフトは「Lightroom」(ライトルーム) です。

* Many・Thanks 「Lightroomのトリミングツールの使い方」は、こちらです。






*トリミングでお悩みの方、ぜひ参考に合わせて、お読みください。
KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年4月 足もと」は、こちらから

KUMISHASHIN
「組写真・トリミング・考え方 2013年5月 若者 」は、こちらから



戻ります

次に紹介するスマートボールの写真が「近い写真」なので、
このくらいのトリミングでこのお月さまの写真を「遠い写真」にした方が、組写真とした場合に、少し息が抜けて良い感じになったのではないかと今は思います。

同じような「近い写真」で3枚の組写真を組むと、見ていて圧迫感がありすぎて疲れる気がします。

レタッチは、
ハイライトを下げて、お月さまのうさぎさんを強調して、黒レベルを下げて空の青を出して、次に、自然な彩度を上げて綺麗な青にしています。


この組写真、「心もよう」の三枚目の写真は、できれば、青、水色で統一感がでればと思って写真を探しました。


次回は、右下の「スマートボール」の写真と、
全体の「ものがたり」について説明していきます。



この続きの、組写真2015年 10月「心もよう」の説明は下のところから、
KUMISHASHIN
「組写真・作り方・考え方 2015年10月編[ 2 ] 心もよう 」は、こちらから


KUMISHASHIN
「組写真・作り方・考え方 2015年9月編 [ 1 ] 触れ合う」は、こちらから



Many・Thanks 「スナップ写真とレンズ」は、こちらから

KUMISHASHIN 「組写真・作り方・考え方」は、こちらから

HAERUSHASHIN 「映える写真を撮影!」は、こちらから

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