day・day ささやく 2022年 8月

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暮らしの日々から 気持ちのありかた

*8月1日
中今を生きる。

今のあなたには
過去を変えることはできない。

そして、
未来を知ることも出来ない。

ふとした時に、過去の辛い思いが蘇ってくる。

この時、
こうすればよかったのではないだろうか?

あの時、
ああ言えばよかったのではないか?

などと、
いろいろな過去の出来事に心が奪われてしまう。

また、
あの人に話をしてもらえなくなるのではないか?

この事がうまくいかなくて、
失敗してしまうのではないか?

などと、

起こるかどうかもわからない事で、
心が不安で一杯になる。

そんな思いが、

グルグルと頭の中を巡り始める。
終わりのない迷宮に入ってしまう。

そうならないためには・・・

あるお寺の、朝の掃除の風景を見ていると、
一心に、雑巾掛けをしている。

今この時の、
自身のすべき事柄に集中している。

過去を思っても、未来を思っても、
自身では、どうすることも出来ない。

今この目の前にある、
自身のすべき事柄に全てを傾ける。

今この目の前にある時だけは、

自身で変えていくことができる。

そうする事によって、感じてくるものがある。

感じてくるものを、素早くこの手につかむ。

それには、

過去に、未来に囚われている心では、
素早くつかむことはできない。

余計な思いに満ちている心では、
つかみ取ることはできない。

だから、

今この時を生きる。

今この時だけを生きる。

心を空っぽにして、

あなたが変えることができる、

この、中今を生きる。

この、中今を一生懸命に生きる。

それがあなたの全てにつながっていく。





*8月3日
右利きと左利き。

私が小さい時は、左利きというのが
あまり良いとされていなかった。

私の父は、
左利きの方がいいみたいだったが、
世間的には、右利きだった。

隔世遺伝なのか、
私の下の息子が幼い時から、
おもちゃを持つのがいつも左手だった。
だから私は、
下の息子の持つおもちゃを
いつも、右手に持ち替えさせていた。

そして、
必ず、お箸を右手に持たせて育てた。

そのころは、
親心として、
利き手が左手だと生きて行きにくいかと思い。

ある時、下の息子に、
「俺、左利きだったら、
野球で3番バッターになっていたかもしれない・・・」
と、言われたことがある。

その通り、今の時代、
左利きでもよかったのではないかと、
今、この年になって思うようになった。

孫が、左手に持っていても、
何も気にならない私がいる。

時代の移り変わりを、
人の意識の移り変わりを、
しみじみ感じています。



*8月5日
右か左か。

高校時代の生物の先生が、
「皆さんは、右足からスカートを履きますか?
それとも、左足からスカートを履きますか?」
と聞かれたことを覚えている。

なぜかと言うと、
右か左かは、遺伝的なものが作用しているとのこと。
その当時は、気にも留めていなかった。

先日、村上春樹さんの「村上ラヂオ2」を読んでいて、
本の中に「右か左か」という項目があった。
ちょっと興味深く読ませていただいた。

その本の中で、村上春樹さんは、
右と左というのは不思議なもので、
僕は靴下を履くときはいつも左側から履くけど、
靴を履くときは右側から履く。
ズボンは右側から足を通す。
どうしてかはわからないけれど、
昔からそう決まっている。
逆にやろうとするとかなり違和感を覚える。
と書かれていました。

改めて自身を観察してみると、
村上春樹さんと全く一緒であることを発見!

なぜか、とても嬉しくて、
思わず、ガッツポーズをしてしまった。




*8月7日
一生懸命。

私の大好きな言葉です。
しかしながら、
その姿はとても美しいとは程遠い姿であり、
人目には、
とてもぶざまな姿に写っているであろう。

だから、
人は余裕がないのに、
余裕のあるような姿を、
クールな姿をよそおいがちです。
外めにはかっこいいかもしれませんが、
そこからは、何も生まれてきません。

知らないのに、知ったふりをしている、
そこからは、何も得られません。

一生懸命な姿、思いは、
人を動かすことができます。
それは、
相手の人自身がいつしか、
忘れていた姿、思いと重なるからです。

戸惑うことなく、
恥ずかしいと思わず、
何事にも一生懸命な姿で、
生きていきましょう。

人の目にどんなふうに写っているかが、
気にならないくらい、
一生懸命、夢中で生きていきましょう。



*8月9日
うまくいかない。

一生懸命に生きていればいるほど、
思いが空回りして、
うまくいかない時がやってきます。

そんな時は、
一度、思いをリセットしましょう。

うまくいかない時は、
力を抜いてリラックスしましょう。
すると、冷静になれるし、
どうしてこのような状況に陥ったのかが、
うっすら見えてきます。

見えてきたものを、
しっかりとらえるのです。

頑張り続けてばかりいると、
いつしか心がペタンコになってしまいます。

そうならない為にも、
今一度、深呼吸をして、
うまくいかなくなった原因を、
冷静に振り返って見ましょう。

うっすら、心をよぎった言葉を、
自身の直感でつかみとる。

自身の直感を信じる。

明日が見えてきます。



*8月13日
ワクチン接種 パート 2。

コロナのワクチン接種4回目に、
いってきました。

3回目よりらくでした。
熱も37.8度しか出なくて助かりました。

なにせ、65歳をすぎているので、
もしもコロナに感染した時のために。
この世を、生きて行きやすくするためにです。

しかし、何かが違っている気がします。

決まりきったかのように、ワクチン摂取をして、
決まりきったように、熱を出す。

そして、6時間、間隔をあけて、解熱剤を飲む。

何かがおかしい・・・どこかが変な気がします。

私は、あと長く生きても20年だと思っています。
私たち世代は、この様にしてしのいでいく。

しかし、
息子たちの世代は・・・。
孫たちの世代は・・・。
と思うと、
やりきれない気持ちになる。

答えのでない問いに、包まれています。



*8月17日
糸がほぐれる。

この世を生きていると、
答えが見つかりにくいことが多くある。

その多くは、思いだけが、
グルグルと頭の中をめぐり、
行ったり来たりする思いの中に、
自身がズッポリはまり込んでしまっている。

そんな時は、どうしようか?

試しに、
いつもしない事をやってみる。
例えば、
以前やっていたテレビゲームをしてみる。
会社の帰り道をいつもとは違う道を通ってみる。
着たことのない色の服を買ってみる。
などなど。

普段していない事をやってみる。

解決するには、
まだ遠い道のりかもしれませんが、
からんだ糸がほぐれるかもしれません。
少しは・・・



*8月19日
タイム。

高校野球が盛り上がってます。
彼らの一生懸命な姿に感動しています。

彼らの一生懸命な姿と、私が高校生のとき、
ソフトボール部で、
日焼けした真っ黒な顔と白い歯が、
トレードマークだった私と重なって、
思い出がよみがえってくる。

ソフトボール夏の大会の準決勝、
対戦相手は、昨年の優勝校です。
8回、2アウト2、3塁で私に打順が回ってきた。
1球目空振り、2球目も空振り、
その姿に監督が思わす、タイムを取ってくれた。
私を呼び肩をたたいて、
「肩の力を抜いて!」と、
声をかけてくれた。
先生がタイムを取ってくれたおかげで、
センター前のヒットを打つことができて、
私たちのチームは勝つことができました。

高校野球で監督やキャチャーの、
「タイム」をとるタイミング。

絶妙なナイスタイミング。

私の人生にナイスタイミングで、
私の人生にタイムを与えてくれる、

そんな人と出会いたい。



*8月21日
わかりやすい。

文章を書いていること。
組写真の説明をしていること。
どちらも、
「わかりやすい」という事が、
とても大切だと思います。

会話では説明はできるのですが、
いざ、文章、文字で説明するというのは、
なかなかなものです。

そんな時、
小学生が読んでもわかるように・・・
文章の先にいる誰かを思い浮かべて、
文字を綴っていくことの大切だと思っています。

親切に、思いやりを込めて、
目の前に誰かを仮定して、
話しかけるようにわかりやすく、
書いていく事を心がけています。

しかしながら、それは、なかなか難しい。



*8月23日
ストーリーで。

前に進んでいくとき、
そのエネルギー源になるもの、
「動機」が、とても大切です。

「なぜこれをやっていきたいのか・・・」
「なぜこれを進めていきたいのか・・・」

動機をしっかりもつことが必要です。
そのためには、
自分の中に「ストーリー」をもつことです。

どんな思いで初めたかという、
その時の思いを確認して、言葉にして、
そして、
どんなふうにして、
どのような方向に進んでいきたいのか、
これから、なにをすれば良いのか・・・
また、
どのようになりたいのか、
そのためには、
なにが必要で、
今なにをすれば前に進むことができるのか・・・

自分の中に「ストーリー」をもちましょう。

ストーリーは、夢に続いている気がします。

ストーリーを生きていくエンジンを、
動機というガソリンで動かし続けていきましょう。



*8月25日
しのいでいく。

生きているといろいろなことが、
起こって、我が身に降りかかってくる。

手に負えない、
持て余す、
手を焼く、
始末に負えない、
手が付けられない、
頭が痛い、
お手上げ、
厄介な、
一筋縄ではいかない、
扱いにくい、
どうしようもない、
どうすることもできない、

そんなことがいっぱい目の前に現れてくる。

一々立ち向かっていては身が持たない。
そんな時は、
しのいでいこう!

横スクロールゲームの「マリオ」のように、
ミサイルが飛んで来たとき、
ひたすら、土管の中でしゃがんで、
ひたすら、ミサイルが過ぎていくのを待つように。

やり過ごしてみよう。

いいじゃないか、
立ち向かわなくても。

ラグビーのステップのように、
かわして、
はぐらかしても、
いいじゃないか。

しのいでいこう❗️



*8月27日
台風。

二十四節気の「処暑」を迎えて、
涼しくなると言われていますが、
この頃から台風がやって来やすくなります。
台風は、熱帯の海が、太陽によって熱せられて、
海面から蒸発していった水蒸気をもとに、
発生していると考えられています。

台風は、ハリケーンと、サイクロンと名前は違いますが、
同じ大型の熱帯低気圧です。

ニュースでアメリカのハリケーンに、
名前がついているのを知っていました。
女性の名前とか・・
だから、
日本の台風も「1号」「2号」などと言わずに、
名前をつければいいのに・・・と、
つねづね思っていました。

すると、昨日、
NHKの夕方のテレビニュース「ほっと関西」で、
台風に名前がついていることを知りました。
今の台風は、「トカゲ」だそうです。
なになに、
どうして「トカゲ」になってしまったのか?
と思っていると、
「トカゲ」は、星座の名前だそうです。

なになに、もっとロマンチックな、
日本的な名前はないのかと・・・
例えば、
「おみなえし」「ききょう」「すすき」など・・・
強い台風に対して、
秋の花のかれんな感じの、
植物の名前はいかがですか?

しかしながら、
年々、台風が巨大化していることに、
心が痛む私です。




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