Postcard ポエム「 雫に 」 2021年 2月

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大阪城公園の梅林
雨上がりの中 花びらに雫をためて
光り輝き 待っていてくれた
きれいだ

何がしあわせなのか ではなく
何をしあわせだと 感じられるか

これしかない のではなく 私には これがある

どこかに 置き忘れてきた思いを
ふと 思い出し 見上げる空

そうだったんだ

もう一度 ゆっくり 雫にたずねてみよう




2021年 2月 Postcard ポエム
「雫に」

この写真は雨上がりの中、大阪城公園の梅林で撮影しました。

梅林の中に入らないように低い杭がめぐらされている、
その杭の上にひとひらの花びらが、雫を溜めてこぼれ落ちていた。
ひとひらの花びらとのめぐり逢いです。




上の写真が実際に撮影した写真です。
このままでは、伝えたいテーマが曖昧なのでトリミングをしました。



⭐️ ここでちょっと

トリミングについて説明します。
▼ 下の図を見てください。トリミングの基本図です。

縦線と横線との交点のところに、写真の主人公を配置すると
安定感のある、落ち着いたいい写真になると言われています。

よく知られている「黄金分割」の図です。

戻ります。


▲ 上のトリミングの基本図の赤い⭕️ のところに、梅の花びらがくるようにしてトリミングをしました。


いかがですか?

レタッチで露光を下げて、ハイライトと白レベルを上げて
雫が輝くように仕上げましました。





2月の寒い季節に、春を真っ先に教えてくれる梅の花。

梅の花に、
ほのかな暖かさにじんわりと心がふるえ、
ほんのわずかではあるが暖かな春が感じられる。


服部嵐雪の俳句に

梅一輪 一輪ほどの 暖かさ


がある。

やっと一輪だけ咲いた梅を見て、
その一輪ぐらいの、
ほんのわずかな暖かさを感じる。

という思いだそうです。


春がもうそこまでそっと忍び足でやってきている。




梅の花びらに出会った雨の日、
さみしそうにひとひらだけ、
雨にぬれながら、
しかし、
光り輝いて私を待っていてくれた。

どこかに置き忘れてきた
やさしい心を思い起こさせるように
梅の花びらと目が会った。


あなたにとって、
何が、しあわせなのかではなくて
何に、しあわせを感じられるか・・・

あなたにとって、
これしかない。
じゃなくて、
私には、これがある!


あなたの心の中にある、
思い、価値観を
今一度、見つめ直してみましょう。

梅の花びらの、ひとひら分だけ
あなた自身が、
あなたを変えていきましょう。
新化していきましょう。

そして、
今日だけを一生懸命に生きる。
今だけを一生懸命に生きてみましょう。

思いは、後からついてきます。







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