母の一周忌と、父の十三回忌を終えて

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木魚と鈴 (リン) の響きわたる音に
今を生きる私達の心が清められる

10月6日に、母の一周忌と父の十三回忌の法事を
無事に営むことが出来ました。

なぜか、ほっとして、また前を向いて歩いて行くための
エネルギーを頂いた気がしています。


息子達は、父と母の誕生日を知りませんでした。
しかし、亡くなった命日はちゃんと覚えていてくれました。
私もまた、安五郎さんとトモエさんの誕生日は知りません。
でも、命日は覚えています。

命日は、亡くなった人の
新しい誕生日になったのです。

法要を始める前に和尚さまが、
生前の父と母のことを思いながら手を合わせて下さい
と言われました。

手を合わせながら私の思いは、父と母が
生まれ育った瀬戸内海の小さな島
「伯方島」まで飛んで行ってしまいました。

伯方島は、私が生まれ8歳まで過ごした島でもあります。
伯方島で父と母は出逢い、私を授かり
事情があって、私を母方の祖父母に預けて
二人で船の仕事をしていました。

私の大好きな祖父母の名前は
村上安五郎さんとトモエさんです。

そんな事まで思い出しながら和尚さまのお経を
聞いていました。

これは、私の大切なルーツです。



和尚さまは、法要は亡くなられた方があの世で
厳しい修行をしているので、
それを少しでも助けるためのものだと
教えて下さいました。

しかし、私はそれだけでは無いように思っています。

それは、父の七回忌の法要をした時の事です。

あの頃、私はとても疲れていて日々の暮らしに
追われ続けていました。
それが、和尚さまのお経の声と、木魚の響き
そして、鈴 (リン )音を聞いているうちに

心地いい風が私の身体の中を通り抜けていき
身体の中の重いものが、何処かへ消え去ったのをいまでも
覚えています。
法要が終わった頃には、本当に心が軽くなっていました。

法要は、亡くなった人の為でありながら、今を生きている
残された人の為でもあるように思えました。

命日は、亡くなった人の、
新しい誕生日になったのですねぇ。


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