息子が届けてくれたプレゼント「ガジュマル」

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プレゼントのガジュマルに
「空」( そら )と名前をつけた
名前がついた瞬間、命が吹き込まれ
かけがえのない物になる


クリスマスのプレゼントに、息子がガジュマルの鉢植えを持ってきてくれた。

この頃の私は、
何か小さなサボテンテンとか観葉植物の鉢植えが欲しいと思って、
お花屋さんやダイソーの店で探してみたりしていました。

そんな時、
息子が挿木で育てた小さなガジュマルを、届けてくれました。


だから、
嬉しくって、嬉しくってじっとガジュマルを見ていました。

そんな時、
「そうだ、このガジュマルに名前をつけよう!」
と思いつきじっとガジュマルを見ていると、
「空」( そら )という言葉が浮かんできました。
そうだ、
私のブログの「 Albatross の 空 」とおなじ空だ!

と、結構あっさりと決まりました。

私にとっては、猫とか、犬とかに名前をつけるのと同じ思いでした。


名前がつくことによって、新しい命の関係が生まれてくる。


それからというもの、
朝、「空、おはよう!」
晩、「空、おやすみ!」
と声をかけるようになりました。


そして、
春になり暖かくなってくると、
水やりにいろいろと悩むようになりました。

「やり過ぎると、根腐れしてしまうし・・・」
どのくらい水を「空」にやればいいのか迷いはじめました。

そうこうしているうちに、
葉っぱが一つ、また一つと落ちはじめて・・・
「やっぱり、水か足りないんだ」と
水を多めにやるようにしました。

しかし、
新しい芽も出なくなり、
葉っぱの色も黄緑色になってきて、
どうすればいいのか途方にくれました。

息子が届けてくれた「ガジュマル」
名前までつけた「ガジュマル」
弱っていくガジュマルを見るたびに胸が痛みました。


そんなある日、
私の口から出てきた言葉は、

「ごめんね。ごめんね。空。助けてあげられないかもしれないよ。ごめんね」

この言葉を口にした途端、
胸の痛みがスート消えていき心が軽くなっていくのを感じました。


そんな時、出逢った人に感謝です



それから、数日が過ぎたとき、
いつもの買い物に行く途中の玄関先に、
ガジュマルの鉢植えがいくつも並んでいるのに気がつきました。

「ここのガジュマルの鉢植えは、なんて元気なんだろう・・・
葉っぱの色も緑が濃いい緑をしている。
うちの「空」とはえらい違いだ・・・」


そんなことを思ってから、少しした時、
偶然そこのお家の人と出会うことができました。

もう、知らないおばさんに、突然話しかけられて・・・
戸惑っているお家の人の様子を省みることなく
私は、
迷惑をかけていることなど知らないふりをして、
ガジュマルのことをネホリハホリ聞いていました。

「肥料はどのくらい与えているのですか?」
「水やりはどうされているのですか?」
「どのくらいの量の水をやっているのですか?」
「毎日水やりはしているのですか?」
「植え替えは、どうされているのですか?」



その時の私の心の中は、
神様が巡り合わせてくれたんだ!
この機会を逃してはならない!
いっぱい、教えてもらわないと!

という言葉であふれていました。



家に帰って、Amazonで
一回り大きな植木鉢を、ガジュマルの土を、新しい肥料を買い求めて、
我が家の「空」を植え替えてみました。

朝、晩、
「空、大丈夫か?」
と、声をかけていました。


すると、
二週間後、新しい芽がでてきました。
そして、
四週間後、木の幹からも新しい芽がでてきました。


▼下の写真を見てください。

こんな感じです。

それから何週間か過ぎて、
ガジュマルの鉢植えの並んだお家の前を通りがかった時、
色々と教えてくださった方にまた出会うことができました。

私のことを覚えていてくださって、

「その節は、色々と教えてくださってありがとうございました。
お陰さまで、植え替えたガジュマルは元気になって、新しい芽も出てきました。
ほんとうにありがとうございました。」

と、感謝を伝えることができました。


「巡り合わせ」に、ほんとうに感謝、感謝です。



ガジュマル「空」が元気になり、
私も、元気になりました。



▼ 下の写真は、
ベランダのそばで元気になったガジュマル「空」です。



人とは、
ちよっとした事で、
気持ちが沈んでしまったり、
また、
元気がなくなったりします。


そんな時、
どこからかやって来てくれる、
助け船を、
幾つになっても、
感じられる私でいたいものです。







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